「暗黒の木曜日」の経験を忘れ、“狂乱”のマーケットで臨界点を超える投資マネー…間もなくの〈世界恐慌〉再来が“自明の理”といえるワケ【金融のプロが解説】

「暗黒の木曜日」の経験を忘れ、“狂乱”のマーケットで臨界点を超える投資マネー…間もなくの〈世界恐慌〉再来が“自明の理”といえるワケ【金融のプロが解説】

どんなに時代が変わっても、人間の欲望や渇望には限りがなく、だからこそ「歴史は繰り返す」ことになります。本稿では、岩永憲治氏の『金融暴落! グレートリセットに備えよ』の中から一部を抜粋し、1929年10月の「暗黒の木曜日」に至るまでの道筋に焦点を当て、間近に迫っているという世界規模のバブル崩壊の兆しについて考えます。

性懲りもなく繰り返される歴史

「1927年→1933年型世界恐慌」と今次の「2022年→2028年型世界恐慌」を比較すると、全てが重なるように相似している。

 

ここからはさらにそれをクリアにするため、詳細を突き合わせてみたい。

 

今回確実に起きるバーストは、日本が経験した「1987年→1993年の不動産スーパーバブル&株式市場バブル崩壊」のレベルをはるかに凌駕する衝撃となるだろう。筆者は「1927年→1933年型世界恐慌」を踏襲する“グレートリセット型”のシナリオを描いている。

 

金融恐慌、金融収縮、大恐慌の順に進行するプロセスもわかっている。

 

世界中のマネーが集中した米国発の世界大恐慌に発展するのは、自明の理と言えよう。

 

なぜそこまで行かねばならないのか?

 

「1927年→1933年型世界恐慌」の時代背景と現在とではまったく違うではないか。そう異論をはさむ向きがほとんどであろう。

 

筆者としてはただ、こう答えるしかない。

 

どんなに時代が変わろうとも、いくら進歩した生活が営まれようとも、経済規模が違おう
とも、人間の欲望、熱望、渇望、ギャンブル、スペキュレーション(投機)には限りがないからだと。

 

それらは歴史が明白に証明しているではないか。

 

マーケットにはその臨界点が必ずや存在している。そして、どんなに時代が変わろうとも、人間の“本質”である欲望、その発露となる熱狂、狂乱、狂騒に人間は抗えない。それゆえマーケットの臨界点を越えていってしまう。

 

だからこそ、「歴史は繰り返す」ことになる。

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金融暴落!グレートリセットに備えよ

金融暴落!グレートリセットに備えよ

岩永 憲治

集英社

もうすぐリーマン・ショック級の金融危機が起きる!?元敏腕トレーダーが近未来の経済危機を予測し、潮目の見方を指南! リーマン・ショックから15年。コロナ禍やウクライナ戦争で世界の情勢も変わり、それまでのグローバル経…

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