現在のNYダウ平均株価は2009年の安値6,500ドルの5倍を超え、すでに株式市場の“バブル”はピークを迎えていてもおかしくありません。本稿では、岩永憲治氏の著書『金融暴落! グレートリセットに備えよ』(集英社)の中から一部を抜粋し、「史上最大のバブル崩壊」の到来に向けたトレンドの転換点について考えます。

2023年末は、米国発の世界株高ユーフォリア状態

筆者が声を大にして言いたいのは、2024年末までに米国発の史上最大、かつ最後のバブルが起き、その後崩壊するなら、世界中の人々が相当なお金を失ってしまうということである。

 

そして、もうそれはかなり高い確率で決まっている、とさえ筆者は思っている。

 

なぜ米国では、国民経済の健全な発展に貢献するはずのFRBがそんなことを許すのかと聞かれても、筆者が用意する答えは一つしかない。

 

そうしたい誰かの意思が強く働くからだ。

 

むろんその前段階には米国発の世界株高で市場がユーフォリア(多幸感)状態が昂進し、2023年末は世界中がハッピークリスマスを迎えるのだろう。そうした感覚を我々日本も1989年末に経験させられた。

 

日経平均株価は12月29日の大納会に3万8,915円まで上がり、財界人や大手証券会社は翌1990年には5万円まで上昇することを予想していたし、10万円になると宣した強者もいた。

 

今回はそれが米国発で世界中の市場で起こるのだ。それゆえに読者諸氏が、そのバブル崩壊に巻き込まれないよう、本書で強く訴えているわけである。

 

私がいくら史上最大のバブル崩壊後に「危険だから買いはやめろ」と叫んでも、相場が下がればみんな買うのだろうが、せめて本書を読まれた方だけには、そうした難を逃れてほしいと思っている。

 

ウクライナであのような悲惨な戦争が起こっているなか、これだけ市中にお金が回っている。バブルにならない理由はむしろない。しかし、バブルは所詮バブルなのだ。

 

米国がロシアVSウクライナ戦争に絡むことにしたのも、お金を回すためだろう。戦費を稼ぎ、バブルを起こしてマネーを確保する必要があった。

 

ウクライナが各国に武器支援を求め、それに呼応して多くの国が支援を実施する。各国の在庫が一掃されれば、新たに補充がなされる。軍事費が年々引き上げられている現状では、軍需産業へ長期的にも利益がもたらされることになる。

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金融暴落!グレートリセットに備えよ

金融暴落!グレートリセットに備えよ

岩永 憲治

集英社

もうすぐリーマン・ショック級の金融危機が起きる!?元敏腕トレーダーが近未来の経済危機を予測し、潮目の見方を指南! リーマン・ショックから15年。コロナ禍やウクライナ戦争で世界の情勢も変わり、それまでのグローバル経…

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