ギャンブルで借金を返済できない人が辿る〈恐ろしいリスク〉…ギャンブルの借金が「他で作った借金よりも危険」と言われるワケ【司法書士監修】

ギャンブルで借金を返済できない人が辿る〈恐ろしいリスク〉…ギャンブルの借金が「他で作った借金よりも危険」と言われるワケ【司法書士監修】
画像:PIXTA

ギャンブルにハマって作った借金が支払えなくなってしまった場合、どういったことが起こるのでしょうか。本記事では、ギャンブルによる借金が危険な理由や、返済できなくなった場合の流れ、ギャンブルの借金は債務整理できるのかなどについて、岡山県司法書士会の立山慶之司法書士監修のもと解説します。

ギャンブルの借金で困った場合の対処法

ギャンブルでつい借金をするのが止められない、借金の返済が苦しくて辛い、といった場合には、以下の対処法を検討してみましょう。

カウンセリングを受ける

まずは、現在の状況が「ギャンブルを止めたくても止められない」依存症の状態であることを認識しましょう。依存症は治療が必要な病気で、自力で克服するのは難しいものです。

 

ギャンブルを止められない限り借金が増えるリスクはつきまとうため、できるだけ早めにカウンセリングを受けるなどして依存症の治療を始めるようにしましょう。

 

ギャンブルによる借金の問題は「借金返済がキツい」ことと「ギャンブルが止められない」ことの2つを対処しなければ、問題解決とはなりません。ギャンブルを止められるように依存症の治療を受けつつ、借金についての対処法も取っていくのが望ましいでしょう。

ギャンブルの借金は債務整理できる?

ギャンブルの借金返済が苦しい場合、債務整理を検討するのも方法の1つです。債務整理にはいくつかの種類があり、それぞれ以下のように分けられます。

 

任意整理:裁判所を通さず、債権者と直接借金の減額について話し合う手続きです。元金を減らすことはできませんが、利息のカットや残りの借金を3~5年かけて返済するよう交渉することが可能です。

 

個人再生:裁判所を通して、借金を1/5から1/10にまで減額できる手続きです。安定した収入があることや、借入額が5,000万円を超えていないなど、一定の要件を満たしている必要があります。

 

自己破産:裁判所を通して、借金をゼロにできる手続きです。一定の財産は処分されてしまうなどのデメリットはありますが、返済を全額免除できる唯一の手続きとなります。

 

ただし、自己破産の手続きは「免責不許可事由」に該当しないことが前提となっており、個人的な浪費や散財、ギャンブルなどは免責不許可事由に該当してしまいます。そのため、ギャンブルによる借金は原則として自己破産の対象外であるため注意が必要です。

 

しかし、ギャンブルによる借金であっても特別に自己破産が認められるケースもあるため、諦めずに検討してみるとよいでしょう。

困ったら専門家へ相談を

「ギャンブルの借金が支払えず滞納している」「督促の連絡回数が増え、精神的にも負担になっている」「債務整理したいが方法がわからない」

 

このようなお悩みをお持ちなら、ぜひ一度債務整理の手続きに強い専門家へ相談してみましょう。

 

債務整理の手続きを専門家へ依頼すると、自身のケースに最適な方法をアドバイスしてもらえるだけでなく、催促や督促の連絡が止まるため、精神的な負担がかなり軽減されます。初回無料の相談などを利用して、問い合わせだけでもしてみることをおすすめします。

 

 

岡山県司法書士会 司法書士

立山 慶之

 

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