(※写真はイメージです/PIXTA)

「ずっと専業主婦だったのだから、50歳近くになって共働きは難しい……」と思っていませんか。しかし、専業主婦の家庭は、経済的な面で想像しているよりもはるかに損をしていることが多いと、経済コラムニストの大江英樹氏はいいます。本連載では、同氏の著書『50歳からやってはいけないお金のこと』から、共働きの重要性について、一部抜粋してご紹介します。

50歳近くになって今さら共働きなんて…

50歳前後のみなさんの中には、「まだ若い夫婦ならともかく、妻は長年ずっと専業主婦だったのだから、50歳近くになって今さら共働きと言っても無理じゃないだろうか」と思っている人も多いでしょう。

 

でも、決してそんなことはありません。これまでは、専業主婦が働くといえば、パートでお店のレジなどで働き、配偶者控除が適用される限度額や社会保険料の負担が発生しない範囲、俗に言われている「〇万円の壁」を越えない働き方をするのが一般的でした。

 

ところが、これからはこういう「壁」は気にせずに積極的に働いた方がいい時代になりそうです。そのあたりについて、ここからお話をしたいと思います。

 

「〇万円の壁」とは?

細かく説明していくとかなり長くなり、かつ複雑な話になるので、ごく大雑把にお話しします。

 

専業主婦である妻を例にとりますと、働いていても一定以下の収入であれば夫の所得に配偶者控除が適用されることで税負担が少なくなる、あるいは、同様に夫の扶養家族となるため社会保険料を負担しなくてもいいことから、働けるチャンスがあっても、収入を一定額以下に抑えるということがおこなわれてきました。

 

具体的に言うと、社会保険については「106万円の壁」と言われるものがあります。これは従業員が101名以上の企業で勤めている場合の話です。

 

それまで年収105万円で働いていた時は社会保険料の負担はありませんでしたが、その収入が110万円に増えると厚生年金などの各種保険料の負担が年間約16万円増えます。

 

収入が5万円増えても負担が16万円増えたのでは差し引き11万円の負担増になりますから、意識的に収入を抑えて106万円を超えないようにするような働き方をしてきたわけです。本当は働けるチャンスや能力がありながら、それを抑えることをしているわけです。

 

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50歳からやってはいけないお金のこと

50歳からやってはいけないお金のこと

大江 英樹

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