「東京ディズニーリゾート」10月1日よりチケット値上げ

6月23日、オリエンタルランドは2023年10月1日以降に入園分の「東京ディズニーランド」「東京ディズニーシー」パークチケットについて、変動価格帯を一部引き上げることを発表しました。

現在東京ディズニーリゾートでは、平日・休日やイベント開催時期による繁閑差にあわせてチケット料金が変動するシステムが取られています。今回発表された変更により、その最高価格が「初の1万円超」となったことに注目が集まっています。

■現在の変動価格帯／大人1名（4段階）

最高価格：9,400円

↓

8,900円

↓

8,400円

↓

最低価格：7,900円

前回の値上げは2021年10月1日でした。

■2023年10月1日以降・変更後の変動価格帯／大人1名（5段階）

最高価格：10,900円

↓

9,400円

↓

8,900円

↓

8,400円

↓

最低価格：7,900円

なお、4才から小学生を対象とする小人チケットについては値段が据え置かれます。

この発表を受け、SNSでは「もう気軽には行けない」「本当に“夢の国”になってしまった」などネガティブな意見が飛び交いました。物価上昇にともない致し方ない値上げではありますが、「給料の上がらない庶民には厳しい」という意見が多いようです。

「悪」といえるのはディズニーリゾートの値上げではなく、賃金のなかなか上がらない現実でしょう。

実際、世界各国のディズニーランド、ディズニーリゾートと比較すると、日本のチケット料金は最も安いことがわかります（図表）。

世界のディズニーリゾート チケット料金 幻冬舎ゴールドオンライン編集部作成

では、日本人の賃金はいったいどのような実態にあるのでしょうか。