(※写真はイメージです/PIXTA)

「日経新聞の切り抜き」を25年間継続し、会社四季報を100冊読破した複眼経済塾の渡部清二代表は、有望銘柄には「5つのタイプ」があるといいます。未来の10倍株(テンバガー)を見つけるヒントを、タイプ①から順にみていきましょう。

有望銘柄④⑤

④バリュー株

株価が割安になっている企業の株のことを指す。

 

このタイプの株は株価が割安の状態になっているので、それ以上値下がりするリスクが少なく、リスクを極力避けたい場合の投資対象になる。

 

ただし、株価が上昇するきっかけ(カタリスト)がない割安株の場合、そのまま放置されて「万年割安株」に陥るリスクもあるので、保有している自己資本、現金、不動産などの資産の価値と照らし合わせて割安な株を探すようにする。

 

⑤老舗株

創業・設立から100年以上経っている企業の株のことを指す。

 

このタイプの企業の魅力は、何と言っても長寿であることで、継続性、持続性があることだ。

 

時代や社会の変化に対応しながら数々の危機を乗り越えてきた実績があるので、長期にわたって資産運用をしたい場合の投資対象としてふさわしい。

 

とはいえ、長寿企業であるほど市場が縮小し、ニーズが減少すると同時に競合会社の新規参入もあり得るので、こうしたリスクを考慮しておく必要がある。

 

ちなみに、会社の寿命は業界によって差があるが、東京商工リサーチによれば2021年に倒産した企業の平均寿命は23・8年になっている。100年の長寿企業は、この平均の4倍以上も長生きしていることになる。

 

 

渡部 清二

複眼経済塾

代表取締役塾長

 

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※本連載は、2023年2月25日刊行の渡部清二氏による著書『10倍株の転換点を見つける最強の指標ノート』(KADOKAWA)より一部を抜粋・再編集したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。本連載は、証券投資の勧誘を目的としたものではありません。 最終的な投資決定は、ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。本書、本連載を利用したことによるいかなる損害などについて、著者および幻冬舎グループはその責を負いません。

10倍株の転換点を見つける最強の指標ノート

10倍株の転換点を見つける最強の指標ノート

渡部 清二

KADOKAWA

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