老後資金の準備は「50歳から」で間に合う! 誰でも“70歳まで”に資産を「2,000万円」まで増やせるワケ【専門家が解説】

老後資金の準備は「50歳から」で間に合う! 誰でも“70歳まで”に資産を「2,000万円」まで増やせるワケ【専門家が解説】
(※写真はイメージです/PIXTA)

銀行にお金を預けても利率が低すぎて増えず、インフレも進行し、老後資金の準備に不安を抱く人が増えています。また、「いつまでに始めれば間に合うのか」というのも気になります。セゾン投信創業者の中野晴啓氏が、著書『1冊でまるわかり 50歳からの新NISA活用法』(PHP研究所)から、50歳からでも十分間に合う老後の資産形成について、「新NISA」の活用方法に触れながら解説します。

新NISAを使えば20.315%の税金が非課税に

このシミュレーションは税引き前の元利合計額です。本当は運用収益の20.315%が税金として差し引かれます。

 

年7%で運用できた場合に得られる運用収益は1,404万6,333円にもなりますから、引かれる税金は、実に285万3,000円にもなります。

 

70歳前後の高齢者にとって、285万円ものお金が税金に消えてしまうのは、結構、懐が痛い話です。

 

でも、強力な味方がいます。2024年1月からスタートする新NISAでは、一人につき1,800万円まで、運用資金に生じた利益が非課税になるのです。285万円もの税金が非課税になるわけですから、老後の資産形成がさらにしやすくなります。

 

50歳だからといって諦めてはいけません。70歳まで働く。そして、働くことによって得た収入の一部を、新NISAを使って積立投資に回す。この2つを愚直に続けていくだけで、老後のお金の不安はあらかた消えるはずです。

 

出所:金融庁ホームページ「資産運用シミュレーション」
[図表1]50歳から月5万円の積立投資を始めると、70歳で2,055万1,683円に! 出所:金融庁ホームページ「資産運用シミュレーション

 

 

中野 晴啓

セゾン投信創業者

 

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1冊でまるわかり 50歳からの新NISA活用法

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中野 晴啓

PHP研究所

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