新NISAを使えば20.315%の税金が非課税に
このシミュレーションは税引き前の元利合計額です。本当は運用収益の20.315%が税金として差し引かれます。
年7%で運用できた場合に得られる運用収益は1,404万6,333円にもなりますから、引かれる税金は、実に285万3,000円にもなります。
70歳前後の高齢者にとって、285万円ものお金が税金に消えてしまうのは、結構、懐が痛い話です。
でも、強力な味方がいます。2024年1月からスタートする新NISAでは、一人につき1,800万円まで、運用資金に生じた利益が非課税になるのです。285万円もの税金が非課税になるわけですから、老後の資産形成がさらにしやすくなります。
50歳だからといって諦めてはいけません。70歳まで働く。そして、働くことによって得た収入の一部を、新NISAを使って積立投資に回す。この2つを愚直に続けていくだけで、老後のお金の不安はあらかた消えるはずです。
中野 晴啓
セゾン投信創業者