健康体なら「保険に入らない」という選択肢も◎
死亡時の給付金が同じでも、健康だと月々の保険料が安くなるものがあります。
たとえば、メットライフ生命の「スーパー割引定期保険」は、喫煙の有無や血圧、身長・体重など、健康状態によって同社が定めた4段階の設定があり、健康な人ほど保険料が安くなります。
最大約54%まで保険料が割り引かれるので、“超健康”ならお得といえますが、 そういう人は、そう簡単には病気にならないし、すぐに死ぬ確率も低い。「絶対に自分は病気にならない!」と自信を持って言える人は、わざわざ加入する必要はないかもしれません。
また、タバコを吸わなければ、保険料が安くなる「ノンスモーカー割引」のある保険も増えています。
マニュライフ生命の「こだわり医療保険with PRIDE」は、過去1年間タバコを吸っていなければ、割引を受けられます。
ちなみに、タバコを本当に吸っていないかどうか判定するために、専用の機器を使って検査します。
加入者にとっては、健康であれば保険料が安くなる。
一方、生命保険会社にしてみれば、病気や怪我をしない加入者が増えれば保険料の給付が少なくて済む。
つまり、加入者と保険会社双方にとってウィン・ウィンではあります。
しかし、何度も言うように、健康に自信があれば、そもそも保険は必要ないのです。その保障が、自分にとって本当に必要なのかどうか、慎重に吟味(ぎんみ)してから加入してください。
■節約ポイント
自分の健康状態に応じて、保険料が安くなる保険を選ぶ。ただし、本当に健康体なら、保険に入らないという選択も。
※本記事内で紹介した情報は2023年1月時点のものです。最新の情報については各生命保険会社のHP等をご確認ください。
荻原 博子
経済ジャーナリスト