「食べ方」を変えただけで「長年の持病」が完治…「マナーへの意識」が体調改善に繋がるワケ【フードプロデューサーが解説】

「食べ方」を変えただけで「長年の持病」が完治…「マナーへの意識」が体調改善に繋がるワケ【フードプロデューサーが解説】
(※写真はイメージです/PIXTA)

食の知識はグローバル社会の必須教養であり、他国の食文化への敬意がビジネスエリートの武器となります。約4万人の人生を変えてきた人気テーブルマナー研究家・小倉朋子氏の著書『世界のビジネスエリートが身につけている教養としてのテーブルマナー』より、「世界のエリート層の食べ方とふるまいからにじみ出る教養」について解説していきます。

衝動的な食行動も自然と抑えられる

(※写真はイメージです/PIXTA)
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

食べものと丁寧に向き合っていると、「ちょっとたくさん作りすぎちゃったけど、全部食べてしまおう」といった衝動的な食行動も自然と抑えられます。「多かった分は、次の食事にとっておこう」という発想が働くようになるのです。

 

さらには、風邪を引きにくくなった、お通じがよくなった、頭痛が解消された、長年の持病が完治したなど、体調がよくなったという声も多く寄せられています。

 

ここまでくると、「それは本当に食べ方を変えたおかげ?」と疑問に思われるかもしれないのですが、みなさん、「ほかに何も変わったことはしていないのだから、きっとそうだ」と口をそろえるのです。

 

しかし、それは至極理に適った結果なのです。自分の体に入れるものと対話することで、自分の感度が磨かれ、精神的な充足感が、腸内環境や血流の流れを変え、体調改善につながるという一面があるのです。

 

自然と自己肯定感も上がる、その理由

食べ方を意識していると、表に見える所作が美しくなるだけではありません。この意識には、「食べる」という行為そのものの内実にも影響し、自分自身を大きく変える力があるのです。

 

すると、もっと大きな変化が起こります。自己肯定感が上がるのです。

 

今までは何となく済ませていた1日3回の食事と、毎度、丁寧に向き合う。これは、習慣的な惰性で食べるのではなく、毎度、五感で捉えながら納得して食べるということ。

 

言い方を変えれば、目の前にある食べものと向き合い、感謝し、そして「食べることで命をつないでいる自分自身」を丁寧に扱い、慈しむということです。

 

そう考えれば、自己肯定感が上がるというのもうなずけるのではないでしょうか。

 

そのなかで、先に述べたように、より健康的な食事にする工夫ができるようになる、早食い・過食が抑えられてやせる、といった目に見える変化が起こったら、それがまた自信につながるでしょう。

 

もちろん、正しいマナーを身につけ、所作が美しくなること自体、「どんな場に行っても怖くない、恥ずかしくない」という堂々たる自信を生んでくれます。

 

すべて、私の教室の多くの生徒さんに実際に起こっている変化です。こうしたさまざまな変化を目の当たりにするごとに、「食べること」は「生きること」であり、「食べ方を変えること」は、「生き方を変えること」なのだと改めて感じます。

 

 

株式会社トータルフード代表取締役

小倉 朋子

世界のビジネスエリートが身につけている教養としてのテーブルマナー

世界のビジネスエリートが身につけている教養としてのテーブルマナー

小倉 朋子

SBクリエイティブ

約4万人の人生を変えてきた人気テーブルマナー研究家が「世界のビジネスエリートの食べ方とふるまい」を通して、「マナーからにじみ出る教養」について説く本。各国の大使や国内外の要人らとの多くの会食から、著者が得た知見…

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