演者を社内から選ぶ際に気をつけたいポイント
だから演者はYouTubeをやりたいと決断した社長本人がやる。
もしくはYouTubeに強い意欲があり、かつ辞めるリスクの低い幹部クラスの社員がやるべきなのです。
ただし社長がやるのは演者「だけ」で結構です。
企画から何からすべてに口を出していたら、とてもじゃないけど時間が足りず本業に支障をきたしてしまうので、実際の企画・運営は外注なり専属スタッフなりに任せて、社長は演者に徹してください。
なお、演者に年齢は関係ありません。若い人の方が目を引きやすいのは事実ですが、ハウツー系/ノウハウ系の動画では、年配の人が話した方が説得力が出るというメリットがあります。
反対に演者が若い場合は、はっちゃけたノリでノウハウを解説していくという手もあります。年齢で演者を選ぶのではなく、演者の年齢に合わせてチャンネルを運営していけばいいのです。
「顔出し」の有無については、企業チャンネルの場合は基本的に「出す」ものだと思ってください。企業の社長さんが顔を隠しているのは何となく違和感があるし、視聴者としても顔が見えないよりは見える人の方がより親しみがわくのでザイオンス効果が高まります。
ただし事情があってどうしても出したくないなら、「顔出しはしない」という選択もあります。訴求効果は少し落ちるでしょうが、何事もやり方しだいです。
たとえば主婦のVlog(ブログの動画版)では、顔は出さずに料理の手元だけを映し、セリフはテロップで流すといったパターンがよくあるのですが、それが「逆にリアリティがある」と人気が出ることもあります。
あるいは商品そのものが美しくカメラ映えする場合は、顔出しナシでも十分に通用します。たとえば文房具の魅力を発信するチャンネル「しーさー文房具」は、演者の顔を出さず、文房具を持った手元のアップだけを映しながら解説していくスタイルで、チャンネル登録者数21.7万人を獲得しています。
【演者選定のポイント】
・社長や幹部など「辞めない人材」がやるのがベスト
・複数人が登場するより一人に絞った方がいい
・年齢は関係ない。若手もベテランもそれぞれのよさがある
・「顔出し」はした方がいい
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