(※写真はイメージです/PIXTA)

日本の2人以上世帯の約35%が「貯蓄1,000万円」を超えています。これは決して夢の数字ではなく、貯蓄のしくみを知り、慣れることで、誰でも実現できます。本記事では、テレビ出演をはじめ幅広く活躍しているファイナンシャルプランナーの飯村久美氏が、著書『年収300万円でもラクラク越えられる「貯蓄1000万円の壁」』(KADOKAWA)から、無駄遣いを減らすコツについて解説します。

様々な種類が増えてきたサブスクリプションサービス

定額料金を支払うことで、毎月新しい洋服をレンタルできるサービスも増えてきました。あるサービスでは、月額7,000~1万円程度で3着ずつプロのスタイリストが選んでくれた洋服を着ることができます。気に入らなければ交換できて、気に入れば買い取ることもできます。

 

こういうサービスを利用すれば一時的なトレンドの服も買わずに済みますし、実際に買うのは下着や定番の服だけで済みます。

 

サブスクリプションサービスも、余計な出費を防ぎ、ものを持たない生活に使える便利なサービスです。

 

動画配信や音楽配信はもちろんのこと、ファッション、雑貨、家具、家電など、ありとあらゆるものが定額で利用できます。それこそ、家すらサブスクリプションサービスで利用できる時代です。

 

ただし、契約したら自分で退会手続きをしなければ、永遠に料金が引き落とされ続けます。利用しているサービスを定期的に見直しましょう。

お金が貯まる人は捨て上手

お金が貯まる人は捨て上手でもあります。

 

わたしのところに相談に来られるクライアントの傾向からも、部屋がすっきりしていて、ものが少ない人ほど無駄遣いをしていないようです。

 

ひとむかし前は、マイホームや別荘、高級自動車など、たくさんのものを所有していることがお金持ちの特徴であり、豊かさの象徴でした。しかしいまは逆で、ものを持たない、あるいは本当に好きなものを最小限だけ持って暮らしているほうが、「カッコイイ」といわれる時代です。

 

若い人たちを中心にミニマリストのライフスタイルが注目されるのは、そういう理由もあるのではないでしょうか。

 

「捨てようと思ってもなかなか捨てられない……」。そんな人が多いのが実情です。

 

しかし、たった1回捨てるだけで、人生はガラッと変わります。貯蓄にまわすお金をつくれる人は、ものを上手に捨てています。逆に、「もったいない」「いつか使う」とものを溜め込んでしまう人は、お金が貯まらないのです。

 

あなたの部屋を見渡してみてください。買ったのはいいけれど、ほとんど使うことなく放置されているものはありませんか? 

 

それはいつか本当に使いますか?

 

自分なりの価値基準をしっかり定めましょう。自分にとってなにが必要で、なにが不必要なものかを知るために、定期的に自分の持ちものを見直し、不要なものは手放すようにしましょう。

 

愛着があって捨てるのにためらいがあるものは、ゴミ収集の日にただ捨ててしまうのではなく、寄付やリサイクルに持ち込んだり、オークションサイトで販売したりする方法もあります。

次ページ思い切って「ものを持たない人」になった男性の実話
年収300万円でもラクラク越えられる「貯蓄1000万円の壁」

年収300万円でもラクラク越えられる「貯蓄1000万円の壁」

飯村 久美

KADOKAWA

年収300万円でもラクラク越えられる!『貯蓄1000万円の壁』 1000世帯以上の家計相談を受けてきた「お金のプロ」が『貯蓄1000万円の壁』を越える方法と考え方を伝授。 お金を増やすのは難しい。 そう思っていませんか? …

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録