(※写真はイメージです/PIXTA)

濱田佳代子氏、後藤英之氏、石黒仁氏の共著『リーダーのための動機づけ面接 実践編』より一部を抜粋・再編集し、「デジタル社会に必要な素養」および「デジタル社会を担う人材を育成するリーダーに必要な姿勢」についてみていきます。

資生堂社長が示したリーダーシップ

資生堂の社長・会長を務めた池田守男氏の『サーバント・リーダーシップ入門』によると、池田氏は社長に指名されたとき、自分が全社員を支える気持ちを全面に押し出し、それが社員にわかってもらえれば、経営改革に伴う痛みや苦しみを一緒に乗り越えられると考えたそうです。

 

そして、サーバント・リーダーを自らのスタイルとして表明し、会社組織の実践の運営では逆ピラミッド型を「型」とし、その「精神」をサーバント・リーダーシップとして定め、社員を率いてきたそうです。

 

池田氏はその経験から、改革にはサーバント・リーダーシップとトップダウン・リーダーシップの両方が必要であると強調しています。

 

つまり、導くために「理念・信条・方針」をトップダウンで語り、日常の実践においてはメンバーの成長のためにサーバントの精神で奉仕する。この2つのリーダーシップが、サーバント・リーダーの中に矛盾せず存在し、「奉仕して導く」のです。

 

本記事は幻冬舎ゴールドライフオンラインの連載の書籍『リーダーのための動機づけ面接 実践編』(幻冬舎MC)より一部を抜粋したものです。

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