賃貸で火災保険の付帯サービスを利用するメリット
◆賃貸物件の場合も見直しを
賃貸物件の場合は、ほとんどが不動産会社から火災保険の案内を受け、自動的に加入手続きをさせられてしまうケースがほとんどです。つまり、必然的に少額短期保険会社の保険に入るため、こうした付帯サービスを受けることはできません。
しかし、契約で規定されていない限り、保険会社の変更は可能なので、大手損害保険会社に変更した方が安心かもしれません。今はまだ付帯サービスが充実していることを理由に、火災保険に入る人は少ないと思いますが、住宅にはさまざまなトラブルがつきものなので、多様なサービスが用意されている保険は安心かつ魅力的です。
たとえば、「カギや水まわりのトラブルを経験したことがある」という人も多いのではないでしょうか。
このうち水まわりのトラブルの際、冷蔵庫に貼ってあるマグネット式の広告『カギや水まわりの応急処置はすぐお電話を!』を見て電話をかけ、結果的に「出張料という名目で数万円を請求されてしまった」人も少なくないと思います。
こうしたリスクも火災保険の付帯サービスを使えば、少なくとも出張料と応急処置費用は無料なので、かなり軽減できます。
もちろん火災保険の補償内容の方が大事ですが、こうした付帯サービスがあることを知っておくことも、安心して住宅に住むためには必要です。
小宮 崇之
株式会社コミヤ保険サービス
代表取締役社長