ヒーターだけで5,400円→「気づいたら爆上がりしていました」家電の裏側を見たら…今知っておくべき“電気代が安くなる裏ワザ”【元バンダイ・商品開発のプロが解説】

ヒーターだけで5,400円→「気づいたら爆上がりしていました」家電の裏側を見たら…今知っておくべき“電気代が安くなる裏ワザ”【元バンダイ・商品開発のプロが解説】
(※画像はイメージです/PIXTA)

「気づいたら1ヵ月の電気代が爆上がりしていた…」──元バンダイ、おもちゃクリエイターで、自身の開発した商品が国内外累計335万個販売され、第1回おもちゃ大賞も受賞した、アイデア創出の達人である高橋晋平氏が、自身の実体験も交えて寄稿した著書『1日1アイデア 1分で読めて、悩みの種が片付いていく』(KADOKAWA)より、彼が生み出したアイデアの実例を紹介します。本稿では、いま話題の「電気代」について、ある失敗から見つけた「電気代を安くする方法」について書かれた箇所を抜粋してお届けします。

1ヵ月の電気代が爆上がり…

家にある家電製品の中で、何にどれくらい電気代がかかっているか意識したことはありますか?

 

僕はある年の冬に、ファンヒーターで喉が乾燥して苦しかったので、暖房として古い電熱ヒーターを使い続けたところ、1ヵ月の電気代が爆上がりしていて驚き、それをきっかけにあらためて電気代について調べてみることにしました。

 

家電製品には電力を示すW(ワット)という値が書かれていて、その電熱ヒーターの電力を見ると1045Wでした。

 

電気代を確認すると、その当時は1時間に1000W使うごとにおよそ27円かかる契約でした。僕はその時期、平日1日10時間は電熱ヒーターを使っていました。

 

つまり、おおよそで1日270円×20日=5400円がかかっていたことになります。それをきっかけにどんどん電気代の真相に興味を持ち、家中の家電製品のWの値を調べたらとても面白く、ハマってしまいました。

 

「この家電ってこんなに電気代安いんだ」とか、「シャンデリアに白熱電球8個付いてたけど、LEDに換えたらめっちゃ安くなるじゃん」とか。

 

家電製品ごとにかかっている電気代を調べたことがない方は、一度家電製品の裏側あたりを見てみてください。ふとした疑問を調べてみると、暮らしが便利で良くなるアイデアが見つかることがあります。

 

               コラム
調べると、最初は1つの家電にかかっている電気代なんて安いものだと感じられます。その後で、家にある家電の電気代を全部合計すると、「塵ちりも積もれば山となるとは、このことか!」というのがよくわかって面白いです。

生活水準を下げるのはなかなか難しい

一度高価なものを爆買いして快感を得たり、ついつい贅沢な食事ばかりをするようになったりして、気が付いたらお金をたくさん使う癖が抜けなくなってしまった経験はないでしょうか。

 

(※画像はイメージです/PIXTA)
(※画像はイメージです/PIXTA)

 

僕も若い頃、一度都会のオシャレな店で服を買ったのをきっかけに安いお店で服を買うことが嫌になったり、ついつい癖で飲み歩くようになったりしたことがあります。一度慣れてしまうと、「なんだ、別にお金をたくさん使っても大丈夫なんだ」と感じて、なかなか生活水準を下げられなくなるものです。

 

前提として、年齢がまだ若くて元気なうちにお金を好きなことに使うのは悪いことではありません。もしも病気になったりして好きな遊びや食事などができなくなってからでは遅いので、過度に消費を我慢することは良いことではありません。

重要なのは、金額減らしより「回数減らし」

もし節約しなければならない生活状況が訪れたら、買うものや食事を安いものに変えるより、買う頻度を減らす方がハードルが低いです。

 

例えば週5回飲んでいるビールを第3のビールに切り替えてしまうよりは、週4回にする方が簡単ですし、年に4回買っていた服を安いものにするよりは、年に3回にする方が簡単です。

 

試しに普段の買い物で、何かを1回買うのをやめてみてください。意外とすぐにできます。それがわかっていれば安心です。健康なうちに好きなようにお金を使って楽しんでも、いつでも節約生活に移行することができます。我慢しすぎない楽しい人生を送りましょう。

 

                コラム
僕はある時期に第3のビールから普通のビールに変え、飲む回数を減らしました。そうしたら体調も良くなりました。

 

 

 

 

高橋 晋平

おもちゃクリエーター
アイデア発想ファシリテーター

 

秋田県生まれ。
2004年 株式会社バンダイに入社。第1回 日本おもちゃ大賞を受賞し国内外累計335万個を販売した「∞(むげん)プチプチ」などを開発。
2014年 株式会社ウサギを設立。玩具・ゲームの考え方を活かした事業を企業と共同開発し、発想セミナーやワークショップを全国で実施している。
笑い・遊びのある企画を作り、話題にし、販売につなげることが得意。

※ 本連載は、高橋晋平氏の著書『1日1アイデア 1分で読めて、悩みの種が片付いていく』(KADOKAWA)より一部を抜粋し、再編集したものです。

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