ほぼすべての企業がインターネットを利用している現代において、ホームページの活用は必要不可欠です。本連載では、数多くの企業のWebサイトを企画・構築した実績を持つWebコンサルタント・販促デザイナーである芝田弘美氏が、著書である『1日1テーマ 読むだけで身につくホームページ集客大全100』(自由国民社)から、ホームページの管理や運用のコツ、活用方法について解説します。
集客のために必要な「自己開示」とは?
中小企業が陥りやすいのは「大企業のホームページを真似る」ことです。しかし、そもそも大企業は、広告や宣伝などを大きな資本力で行った上でホームページも運営しています。だから中小企業のホームページで、形だけ真似て作っても、太刀打ちできないのです。
中小企業や小さな会社でのホームページ集客戦略は「自己開示」が重要です。
社長や担当者の顔を出して、商品の紹介をしましょう。どんな会社なのか、どんな人が携わったのか。失敗して落ち込んだこと、うまくいって嬉しかったことなど感情に訴えるものがあるとなおいいですね。
これらは、訪問者の感情を動かします。好印象を生み出し、あなたの会社の商品を買う理由を生み出します。さらに、会社の理念や考えに賛同するお客様も増えます。
私のクライアントの事例では下記のようなことがありました。
ある会社で、押し出したい商品があったのですが、その写真やサイズなどの仕様しか掲載していなかったのです。
ここに「なぜこの商品を開発したか」「開発にあたる苦労はなんだったか」を記述し「会社で働く人の様子がわかる」写真などの掲載を行ったところ、月に数件の受注が入るようになったのです。こういった積み重ねが肝になります。
芝田 弘美
Webコンサルタント・販促デザイナー
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Webコンサルタント・販促デザイナー
インターネット・ホームページを利用して士業・中小企業の売上を伸ばすWebコンサルタント・販促デザイナー。
小学1年生から家のヤマザキショップで働き始め、店頭販売やPOP・チラシ作成を行う。中央大学商学部ではマーケティング専攻。
2000年、現プリズムゲート株式会社を設立。中央省庁・中小企業のWebサイト構築、1000件以上のプロジェクトに携わる。
幼少期から実店舗で働いて培った「お客様目線」と、大学以降で学んだ事業戦略・マーケティングの知識を活かし、「クライアントの事業を発展させること」を第一にWebサイトを企画・構築。会社ホームページから月商300万円売り上げる修理会社、年間売上1億円以上の士業事務所、月に10人以上新規来院がある歯科クリニックなど、実績多数。
著作には、『士業のためのホームページのつくりかた』(2013年1月/中央経済社)『儲かる会社はホームページが9割!』(2021年10月/自由国民社)がある。
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