「訪問者の行動意欲」を刺激するホームページが共通して必ず「2つの情報」を伝えているワケ【専門家が解説】

「訪問者の行動意欲」を刺激するホームページが共通して必ず「2つの情報」を伝えているワケ【専門家が解説】
(※写真はイメージです/PIXTA)

ほぼすべての企業がインターネットを利用している現代において、ホームページの活用は必要不可欠です。本連載では、数多くの企業のWebサイトを企画・構築した実績を持つWebコンサルタント・販促デザイナーである芝田弘美氏が、著書である『1日1テーマ 読むだけで身につくホームページ集客大全100』(自由国民社)から、ホームページの管理や運用のコツ、活用方法について解説します。

訪問者が考えているのは「自分が対象か?」「何を得られるのか?」

訪問者はトップページから順番に見るわけではありません。

 

会社案内や商品紹介など、日によっては、各ページから入ってくることが多いこともあります。ですから「全てが入口ページ」と意識しましょう。

 

さて、ページが表示されるとき、訪問者は2つのことを考えています。特に、アピールが必要な商品紹介ページでは、必ず以下を意識してください。

 

1つめは、「誰が対象か?」ということです。

 

訪問者は表示されるページ情報は、「自分が対象かどうか?」「自分が求めている情報かどうか?」をまず確認します。ですから、商品紹介ページでは、対象者を表示させておくと良いです。

 

2つめは、「何を得られるのか?」ということです。

 

訪問者は自分のベネフィットになることを早く知りたいのです。

 

「この商品は…」という説明より先に、「この商品を使うと何が得られるのか」があると、印象が上がります。

 

以上2つの情報を、ファーストビューで表示させると、閲覧者のストレスも少なくホームページの印象も上がります。

 

[図表1]ホームページへの訪問者が考えていること

お客様ファースト、自社商品の紹介はあとで

あなたが買い物に行って、店員が一方的に説明し始めました。「この商品、業界初の技術で作られているんです! 試着してみますか?」そうすると、お店から出て行ってしまうと思います。

 

実は、こういった状況がいつも展開されているのが、ホームページです。さて、ここでもう1つ違うお店をイメージしてみてください。

 

「こんにちは! 何か目的の服をお探しですか?」

 

「仕事で着るジャケットで良いのがないかな? と思って」

 

「ジャケットを着るということは、商談が多いお仕事ですか?」

 

「そうなんです」

 

「それでは、カッチリした印象のジャケットが良いですか?」

 

「そうそう。でもちょっと遊び心も…」

 

「いくつか思い当たるジャケットがあるのですが、ご覧になりますか?」

 

こうなる理由は、店員が「あなたのことを先に」考えて質問しているからです。ホームページでは、お客様と会話したりすることはできません。

 

ですから「訪問者が考えているのは『自分が対象か?』『何を得られるのか?』」で解説したことを先に伝えた上で、商品説明をしましょう。あくまで、お客様ファーストの精神が集客へつながるのです。

 

[図表2]ホームページで初めに伝えるべき2つのこと

 

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