「たった数千円」をケチったために信用を失い「ホームページ突然消滅」の悲劇!? Web戦略で勝ち組になるための「おカネの使い方」とそのワケ【専門家が解説】

安い業者は時間をかけない？

ホームページの制作費用は、数万〜数十万円、そうかと思いきや数百万円の制作費がかかることもあったりします。金額の幅があるのはどうしてなのでしょうか？

ホームページ制作費用のほとんどは人件費です。つまり金額は、人手をかけられる時間によって変わるということでもあります。

例えば、ホームページ制作費が5万円だとすると、業者によっては1日程度しか時間をかけないこともあり得ます。そうなると、ただクライアントの指示に従ってページを作っていく程度。アドバイスを受けたい場合は、5万円の費用ではとても対応できません。

少々金額が張っても、ホームページ集客という成果を目指しましょう。例えば、ホームページから月に5件のお問い合わせを得て、3件成約すると考えるとどうでしょう。

業種によるとは思いますが、月に3件の新規契約が人的リソースをかけずにできるのであれば、販促費用は抑えつつ利益をあげることができますね。単にホームページを経費と考えず、費用対効果から、ホームページにかける適正金額を判断しましょう。

［図表1］多くの費用をかけてでもホームページ集客を目指すべきワケ

独自ドメイン・サーバーはどこで借りるのか？費用は？

ホームページを持つ上で必要になる、「〇〇.com」や「〇〇.jp」などの独自ドメインやサーバーは、レンタルサーバー会社で借りられます。

レンタルサーバー事業は、レンタルサーバー専業会社のほか、コピー機など事務機器を提供している会社、インターネット接続を行っているプロバイダ、電話会社、さらにホームページ制作会社でも行っています。

その多くがドメインとサーバー両方を提供していますが、利用料はかなり違います。なぜなら、提供されるサービス、サーバー領域の容量、速度、機能がそれぞれ違うからです。

レンタルサーバー会社を例えると、賃貸マンションの大家さんです。

部屋の大きさ、交通の便、住宅設備などで、賃貸料は大きく変わります。さらに、人手をかけられるか、かけられないかでも変わります。

事務機器会社やホームページ制作会社では、担当者がメール設定など手伝ってくれたりもしますが、ネット契約のみの会社ではメール設定を細やかに手伝ってはくれません。電話によるサポートがない会社もあります。

以下に主な提供サービスをまとめましたが、金額のみで判断せず、自社の状況も考えた上で、レンタルサーバー会社を決定しましょう。

［図表2］主なレンタルサーバーの初期費用と月額

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