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マルコス大統領のダボス会議での外資誘致活動
フィリピンのマルコス大統領は、世界経済フォーラム(ダボス会議)に出席し、外国企業から投資の約束を取り付けました。
米投資銀行モルガン・スタンレーは、ダボス会議中のマルコス大統領との会合で、PPPなどの政府の開発案件を支援するためにマニラに事務所を設置することをコミットしました。また、モルガン・スタンレーは、マルコス大統領がダボス会議で提案したソブリンウェルスファンドに関心を示し、インフラ部門への投資を行う可能性があると述べました。マルコス大統領はまた、すでにフィリピンで事業を展開しているアラブ首長国連邦(UAE)の物流会社DPワールドからのコミットメントも取り付けています。
同社は、マニラ首都圏の北部クラークで工業団地を開発する計画があります。グローバル物流大手である同社は、世界貿易の10%を動かしていると言われ、69ヵ国で事業展開しており、フィリピンのサプライチェーンに付加価値を与えることができるでしょう。
老朽化した港の多い群島国家フィリピンにとって大きなプラス効果もあります。マルコス大統領は、政府がDPワールドの工業団地の候補地を決定するとともに、こういったインフラ開発には官民パートナーシップ(PPP)が有効だと述べました。
フィリピン「グローバルマネー」の流入状況
さらに、マルコス大統領は、フィリピンは企業のビジネスのしやすさをより改善していくことも付け加えました。グローバル投資マネーが、新興国の株式や債券に投資する上場投資信託(ETF)を買っています。
年初来の資金流入額は91億9000万ドルに達しました。好調な資金流入により、MSCIエマージング・マーケット・インデックスは2022年6月10日以来の高水準に達し、1年半続いた下降トレンドから脱却しました。
新興国市場は、ドル安、インフレのピーク、中国経済の再開により、投資家にとって魅力的になっています。中国のゼロコロナ政策の転換は、金融引き締め政策でダウンサイドプレッシャーがかかっているフィリピンなどの新興国経済の成長を押し上げると見られています。
フィリピンでは、2023年の最初の16取引日のうち11取引日は外国人資金が純流入となり、日中の高値7,132.62を9カ月ぶりに更新し、PSE指数を強気相場圏に引き戻しました。フィリピンペソも、ホットマネーの流入により恩恵を受け、対米ドルで2022年6月以来の高水準となりました。これに呼応して、フィリピンの10年物国債利回り6.032%と5ヵ月ぶりの低水準となりました。フィリピン経済のファンダメンタルズ見通しが良好であることも、海外からの資金流入にプラスのファクターです。
一方で、インフレと金利のピークは近いものの、年内は高止まりする可能性が高いため、引き続き注意が必要です。負債と商品のコスト上昇は、消費者の購買力を低下させ、企業の利益率を圧迫するからです。2023年の企業収益と個人消費の状況をしっかりウォッチすることが大切です。
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