2023年2月の注目イベント
■1月31日~2月1日には、米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催され、22日にはその議事要旨が公表される予定です。前回2022年12月の会合では、利上げ幅が0.75%から0.50%へと縮小され、利上げペースは減速しました。その後発表された米国の経済指標では、雇用情勢はなお堅調なものの、その他では景気悪化を示すものもあり、1月31日~2月1日の会合では利上げ幅が0.25%へとさらに縮小されると見込まれます。利上げの主な目的となっているインフレの抑制においては、消費者物価指数(CPI)の上昇ペースは既にピークを過ぎたと見られるものの、依然水準は高く、引き続きその動向が注目されます。
■2月2日には欧州中央銀行(ECB)やイングランド銀行(BOE)の金融政策決定会合が予定されています。欧州でも依然インフレが高水準であるため、ECBやBOEは大幅な利上げを継続すると見込まれます。
■日本では、4月の黒田日銀総裁の任期満了を控えて、後任の総裁人事案が国会に提示される見込みです。現在の大規模な金融緩和政策は今後さらに修正されると見る向きも多く、その行方の鍵を握る新日銀総裁の人事案に注目です。
※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『【注目の経済イベント】欧米中銀が利上げ継続見込み、日本では日銀総裁人事案に注目』を参照)。
三井住友DSアセットマネジメント株式会社