「利回り37%」も!? 富裕層もサラリーマンもおすすめ!誰でも老後資金をおトクに貯められる方法【シミュレーションあり】

「利回り37%」も!? 富裕層もサラリーマンもおすすめ!誰でも老後資金をおトクに貯められる方法【シミュレーションあり】
(※写真はイメージです/PIXTA)

「確定拠出年金」は、「老後2,000万円問題」を解決する制度として国をあげて推奨されていますが、「税制メリット」を説明されても、実際にどれだけおトクなのか、なかなかピンとこないものです。そこで、本記事では、確定拠出年金の拠出時、運用時に付与されるメリットについて解説したうえで、具体的な事例でのシミュレーションも行っています。その結果、「年間利回り37%」という驚きべき結果が出ました。

2. 運用時―運用益が非課税

確定拠出年金は、拠出したお金を運用することもできますし、運用せずに、預金や保険などの元本確保型で置いておくことも可能です。

 

ただ、「運用益が非課税」というメリットを考えると、できるだけ運用したほうがお金は増えます。運用についての考え方は、後ほど詳しく書きますが、ここでは、運用益が非課税というメリットについて解説しましょう。

 

たとえば、40歳の経営者が確定拠出年金を毎月5万5000円、60歳までやり続けたとしましょう。そして、その5万5000円を5%で運用できたとします。

 

すると、投資元本は5万5000円×12か月×20年=1320万円です。それが、約2260万円になっている計算です。利益が約940万円出ます。

 

本来、運用益には所得税、住民税、復興特別所得税という税金がかかり、それは20.315%です。そのため、940万円利益が出れば、190万円ほど税金を支払わなければなりません。

 

これが確定拠出年金では非課税ですので、190万円のお得です。

 

積み立ての期間、額、運用利回りによってはより大きな税金メリットを享受できる可能性もあるので、確定拠出年金の枠の中においては、元本確保型商品などを選択するよりも、少しチャレンジしてリスクを取るのもありだと個人的には思います。

 

 

岩崎 陽介

株式会社Financial DC Japan

代表取締役社長

 

頭のいい会社はなぜ、企業型確定拠出年金をはじめているのか

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岩崎 陽介

青春出版社

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