なぜいま、企業がSNSを行うのか
SNSで発信しなければ、見つけてもらえない時代になる
いまや「1億総タレント時代」とも言われ、SNSで「個」を発信するのが当たり前になってきています。
逆に言うと、情報発信しなければ、いつまでも見つけてもらうことができなくなってきました。
マーケティングの権威であるフィリップ・コトラー氏は、2030年にはマーケティング予算の半分がソーシャルメディア、つまりインターネットのつながりになるだろうと予測していました。
まさに、マーケティングの流れは、この予測どおりに進んでいます。
現在の日本の広告予算は約7兆円。ですから、このままいけば、半分の3.5兆円がソーシャルメディアに使われる時代になっていくことになります。
いままでは、テレビなどをはじめとしたマスメディアで、いろいろな人たちが情報を発信していました。でも昨今は、テレビやラジオといった、一部の人しか出演できないメディア媒体の影響力に匹敵するほど、SNSが台頭してきています。
今後はますます、SNSを発信しなければ、個人も会社も見つけてもらえないという時代になっていくでしょう。だからこそ、いまのうちに着手しておく必要があるのです。
企業こそ、社長こそ、SNSでどんどん発信していきましょう。
社長こそ、表に出よう
SNSでの発信を検討している会社には、2つのパターンがあります。
社長が主導的に取り組もうとしている会社と、担当者に任せようとしている会社です。
わたしが主催するセミナーや研修でも、社長自ら担当者を連れてきている会社、担当者だけが参加する会社がありますが、成果をあげているのは圧倒的に前者、つまり、社長主導の会社です。
考えてみてください。
やはり、会社のなかでは社長が一番メッセージ力を持っていますし、心を動かすものを持っているのではないでしょうか。
会社を立ち上げたときの想い、次世代に届けたい想い、なぜその事業をしているのか…。
本来は、社長が発信者として届けていったほうがいいものです。