社長が最優先で取り組むべきSNSはTikTok
TikTokの利用者は世界で10億人超
TikTokの現在の利用者は、世界で10億人超、日本では1650万人と言われています。ECが実装されることで、さらに加速していくという予測です。
これからは、ライブが主流の時代です。ライブで商品を販売する流れが、当たり前になっていくでしょう。すでに中国では、ライブにカートが実装されて、物販が盛んに行われています。物販が盛んになれば、参入する企業も増えていくでしょう。
2030年にはマーケティング予算の半分がソーシャルメディアになると言われているなかで、もっとも伸びているのがTikTokなのです。
レコメンド機能の効果
TikTokは、物販の購入率が高いSNSと言われています。TikTokを見ている人の4人にひとりは、何らかの商品を購入しているわけですが、これには、「レコメンド機能」が影響しています。
レコメンド機能とは、AIが自動的に選別して、見たい人に動画を届けていくというものです。この機能は、広告にも活かされています。
たとえば、肩にかける扇風機をほしいと思っている人がいたとします。自分が何気なく見ている動画をもとに、AIが肩にかける扇風機を求めているのではないかと分析し、広告を流されることで、購入につながった、というケースがあります。
自分の欲しているものが、宣伝らしくない形で流れてくるため、視聴者にとっては押し売り広告と感じにくく、商品やサービスの購入率アップにつながるのです。
これからは、ますます「いかにも宣伝」といったタイプのCMが、効力を発揮しなくなっていくでしょう。ちなみにYouTubeにも広告がありますが、いかにも宣伝らしい宣伝が多いために、離脱する人も少なくありません。
人は本能的に売り込まれたくないものですから、いかに価値が伝わる見せ方をするかが重要なのです。
どうやって共感やファンを得ていくか
共感を得て、ファンになってもらう“プロセス”が必須な時代
SNSマーケティングでは、「ファン化」と「共感」がキーワードになっています。この2つがなければ、どうしても人は離れてしまうでしょう。
「人が商品」とはよく言われることですが、とくに最近は、要素として「誰から購入したいか」という部分が大きくなっているように感じるのです。
かつてのマーケティングは、発信して見つけてもらう→LINEやメルマガに登録してもらう→販売→リピート、という流れが主流でした。ところが、いまは、見つけてもらったあとに「共感」「ファン化」という要素が加わってきているのです。
世の中に情報があふれかえっているなかで、共感される、役に立つ、おもしろいと感じてもらう、「この人だ!」と思ってもらえるような発信がますます必要とされています。ファンになってもらい、「もっとこの人のことを知りたい」と思ってもらえば、LINEやメルマガに登録してくれるでしょう。
いかにして「この人だ!」と思われる発信をしていくかが大切なのです。
社長や企業も、同じです。今後はファンになってもらい、買いたいと思ってもらえるようなアプローチがスタンダードとなるでしょう。それには、お客様になる可能性のある人に、いかに心を開いてもらえるかです。
そのためには、まだ心を開いていない人に対して率先して価値を提供し、受け取ってもらえるつながりを増やしていくことが重要です。積極的に「価値提供」することが、大きなキーワードとなります。
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