「なぜ分かった⁉︎」“頭で考えていただけ”なのに…自分の欲しかった商品が「広告」に。多くの人の疑問を解決

「なぜ分かった⁉︎」“頭で考えていただけ”なのに…自分の欲しかった商品が「広告」に。多くの人の疑問を解決
(※写真はイメージです/PIXTA)

「TikTokは若い人のもの」というイメージが強い人も多いと思いますが、今やTikTokを使用する人の平均年齢は34歳を超えており、幅広い層にアプローチできるSNSとして、今後益々伸びていくことが期待されます。本連載では一般社団法人大人のインフルエンサー協会の代表理事を務める秋山剛氏が、著書『ゼロから集客できる社長のSNS発信』から、経営者がSNSを活用するコツについて、本稿ではその中でも特におすすめだという「TikTok」について解説します。

 

社長が最優先で取り組むべきSNSはTikTok

TikTokの利用者は世界で10億人超

TikTokの現在の利用者は、世界で10億人超、日本では1650万人と言われています。ECが実装されることで、さらに加速していくという予測です。

 

これからは、ライブが主流の時代です。ライブで商品を販売する流れが、当たり前になっていくでしょう。すでに中国では、ライブにカートが実装されて、物販が盛んに行われています。物販が盛んになれば、参入する企業も増えていくでしょう。

 

2030年にはマーケティング予算の半分がソーシャルメディアになると言われているなかで、もっとも伸びているのがTikTokなのです。

 

レコメンド機能の効果

(※写真はイメージです/PIXTA)
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

 

TikTokは、物販の購入率が高いSNSと言われています。TikTokを見ている人の4人にひとりは、何らかの商品を購入しているわけですが、これには、「レコメンド機能」が影響しています。

 

レコメンド機能とは、AIが自動的に選別して、見たい人に動画を届けていくというものです。この機能は、広告にも活かされています。

 

たとえば、肩にかける扇風機をほしいと思っている人がいたとします。自分が何気なく見ている動画をもとに、AIが肩にかける扇風機を求めているのではないかと分析し、広告を流されることで、購入につながった、というケースがあります。

 

自分の欲しているものが、宣伝らしくない形で流れてくるため、視聴者にとっては押し売り広告と感じにくく、商品やサービスの購入率アップにつながるのです。

 

これからは、ますます「いかにも宣伝」といったタイプのCMが、効力を発揮しなくなっていくでしょう。ちなみにYouTubeにも広告がありますが、いかにも宣伝らしい宣伝が多いために、離脱する人も少なくありません。

 

人は本能的に売り込まれたくないものですから、いかに価値が伝わる見せ方をするかが重要なのです。

 

どうやって共感やファンを得ていくか

共感を得て、ファンになってもらう“プロセス”が必須な時代

SNSマーケティングでは、「ファン化」と「共感」がキーワードになっています。この2つがなければ、どうしても人は離れてしまうでしょう。

 

「人が商品」とはよく言われることですが、とくに最近は、要素として「誰から購入したいか」という部分が大きくなっているように感じるのです。

 

かつてのマーケティングは、発信して見つけてもらう→LINEやメルマガに登録してもらう→販売→リピート、という流れが主流でした。ところが、いまは、見つけてもらったあとに「共感」「ファン化」という要素が加わってきているのです。

 

世の中に情報があふれかえっているなかで、共感される、役に立つ、おもしろいと感じてもらう、「この人だ!」と思ってもらえるような発信がますます必要とされています。ファンになってもらい、「もっとこの人のことを知りたい」と思ってもらえば、LINEやメルマガに登録してくれるでしょう。

 

いかにして「この人だ!」と思われる発信をしていくかが大切なのです。

 

社長や企業も、同じです。今後はファンになってもらい、買いたいと思ってもらえるようなアプローチがスタンダードとなるでしょう。それには、お客様になる可能性のある人に、いかに心を開いてもらえるかです。

 

そのためには、まだ心を開いていない人に対して率先して価値を提供し、受け取ってもらえるつながりを増やしていくことが重要です。積極的に「価値提供」することが、大きなキーワードとなります。

 

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ゼロから集客できる 社長のSNS発信

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