主語・述語が抜けている?
話が噛み合わないその他の理由には、主語や述語が抜けてしまっているケースもあります。
例えば、「資料つくっておこうか!」と言った場合、言った本人がつくるのか、それとも相手に対して「してくださいね」という意味で言っているのかわかりません。どちらにも解釈できてしまいます。
このまま放置すれば、相手はあなたに「つくって! と言ったよね」となり、あなたは「言われたつもりはない」と、齟齬(そご)が生じる可能性があります。仕事であれば、「なんでつくらなかったのか」と、トラブルになるかもしれません。
トラブルになってからでは、双方が嫌な気持ちになってしまいます。
どちらにも解釈できそうな場面では、「これは私が作成したほうがいいですか?」と、必ず質面をするようにしましょう。
【今日の1トレ】
語尾を質問型にしてみる
同僚:「資料つくっておこうか!」
あなた:「資料は私がつくるの?」
同僚:「そう、よろしくね」もしくは「僕がやるから大丈夫だよ」
と、どちらかの回答がくるはずです。
または、自分が話をしていて「なんか噛み合っていないかも?」と感じたときは、こんな投げかけをしてみてください
「ここまでのところ大丈夫?」
「何か質問ありますか?」
と、相手に確認の質問をするのです。
話が噛み合わなくなったり、相手の反応がにぶくなったら、質問をして嚙み合わない状態を修正していけば大丈夫です。
阿部 恵
合同会社Confill
代表