(※画像はイメージです/PIXTA)

優秀なリーダーは、「部下が成長できる“場”」をつくり、「強いチームを育てる」ことができる。実業家、投資家、映画プロデューサーなどさまざまな分野の事業で多角的に活躍し、チームで結果を出し続けてきた嶋村吉洋氏が語る「リーダーの極意」とは?

部下のそのミス、「いい失敗」?「悪い失敗」?

誰にも失敗は付きものです。「失敗は成功の母」という言葉もあるように、失敗自体は悪いことではありません。ただ、失敗には、いい失敗と悪い失敗があります。

 

目標達成のためにリスクを取り、チャレンジした結果の失敗は「いい失敗」です。振り切った結果の失敗は、逆に気持ちがよく、美しくもあったりします。逆に、悪い失敗は、同じミスを繰り返した失敗です。

 

私は、うまくいかなかったとき、すぐに原因を追求します。そして、原因を突きとめて、2度と同じ失敗をしないように改善策を明確に決めます。

 

しかし、目標達成に執着していない人は、何度も同じミスを平気でします。そういう人は、多くの場合、仕事に何のこだわりもなく、中途半端に生きているという共通点があるように感じます。

 

うまくいっても、失敗しても、感情的になるのではなく、原因を分析する。これが重要なのだと思います。

 

「成功の反対は失敗ではなく、失敗を恐れて何もしないこと」。

 

よく言われることですが、私も完全に同意します。振り切ったチャレンジもせず、無難に生きていることに何の価値もありません。昨日と今日と明日が同じなのだとしたら、生きている意味がどこにあるのでしょうか?

失敗した部下をつぶすリーダー、伸ばすリーダー

日本は、成功することより、失敗しないほうが大事で、失敗を強く非難する風潮があるようです。私がこだわっていることは、そんな状況の中においても、誰もが健全にチャレンジできる場をつくることです。

 

大企業では、出る杭は打たれるとよくいわれていますが、出る杭は引っこ抜かれるような、チャレンジが承認される場をつくりたいと常々考えています。

 

成功したらナイスチャレンジ!

失敗してもナイスチャレンジ!

 

逆に、失敗を恐れてチャレンジしなかったり、何度も同じミスを繰り返して成長がないときに、「何してんだ!」と檄を飛ばすのです。

 

最初は誰でも失敗します。その失敗をどう捉え、どう分析し、成功につなげていくのか。自発的に考え、最大限チャレンジする部下が育つ場をつくること。とても、やりがいがあります。

 

嶋村 吉洋

実業家

投資家

映画プロデューサー

※ 本連載は、嶋村吉洋氏の著書『うまくいくリーダーだけが知っていること』(きずな出版)から一部を抜粋し、再構成したものです

うまくいくリーダーだけが知っていること

うまくいくリーダーだけが知っていること

嶋村 吉洋

きずな出版

カリスマ経営者、初の出版! 10代で起業、実業家、投資家、映画プロデューサーなどさまざまな分野で多角的に活躍し、 現在は投資家として活動する、実業家・投資家の嶋村吉洋が語る「リーダーの極意」。 チームとは、自分…

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