米大企業トップ10のラインナップ
2022年8月5日時点のラインナップは下記の図4のようになっています。
1位はiPhoneのアップルで指数構成比率は約7%。
2位はWindowsOSやOfficeソフトのマイクロソフト。
3位はネット通販の巨人、アマゾン・ドット・コム。
4位は何かとお騒がせなカリスマ経営者、イーロン・マスク氏が創業CEOを務める電気自動車のテスラ。
5位は検索のグーグルを傘下に持つ親会社のアルファベットのクラスA株。
6位は同じくアルファベットのクラスC株。両方足すと、アルファベットの構成比率はアマゾンを抜いて3位になります。
7位は、投資の神様と呼ばれるウォーレン・バフェット氏が率いる投資会社バークシャー・ハサウェイ。
8位は全米で病院経営のアウトソーシング業務などを行うユナイテッドヘルス・グループ。
9位にはゲーム、データセンター向けに高速GPU(画像演算装置)を製造する半導体メーカーのエヌビディアが入っています。
10位は医療機器世界最大手のジョンソ ン・エンド・ジョンソン。 2021年までは、フェイスブックを傘下に持ち、現在はメタバース事業に業態転換中のメタ・プラットフォームズも、GAFAMの一員としてトップ10に入っていました。
しかし2022年、アップルのiPhone向け広告事業の落ち込みなどが嫌われて株価が50%前後も急落したため、ベスト10から脱落しました。S&P500は銘柄入れ替えの時期も「四半期ごと」と明記されており、3月、6月、9月、12月に、基準を満たさない企業が除外され、新たな優良企業にリフレッシュされます。
例えば、現在は指数構成比率でトップ10入りしている電気自動車のテスラも2020年12月に採用銘柄に組み入れられたばかりの銘柄です。
なんにも考えずに資産形成ができる
S&P500は、目覚ましい急成長を遂げて勢いのある企業が新たに指数に組み込まれることで、指数自体も右肩上がりのパフォーマンスが続くように再構成されてきました。投資家としてはS&P500に連動するインデックスファンドにほったらかし投資を続けていれば、なんにも考えずに資産形成できるというわけです。
風丸
投資家