日経平均株価やNYダウよりも「S&P500」に連動するインデックスファンドがおすすめな理由

日経平均株価やNYダウよりも「S&P500」に連動するインデックスファンドがおすすめな理由
(※写真はイメージです/PIXTA)

レバナスは「取り扱い注意」のリスクにより、肯定・否定が分かれる金融商品です。本書は、チャンネル登録者数6万人の投資系YouTubeを運営する著者が、単なる思い込みや偏見、感情論からはきっぱりと一線を画し、「なぜレバレッジNASDAQ100を使った資産形成には、他の投資対象より優位性があるか?」 を理路整然と、詳細なデータやシミュレーションを交えながら解説します。

 

米大企業トップ10のラインナップ

2022年8月5日時点のラインナップは下記の図4のようになっています。

 

1位はiPhoneのアップルで指数構成比率は約7%。

 

2位はWindowsOSやOfficeソフトのマイクロソフト。

 

3位はネット通販の巨人、アマゾン・ドット・コム。

 

4位は何かとお騒がせなカリスマ経営者、イーロン・マスク氏が創業CEOを務める電気自動車のテスラ。

 

5位は検索のグーグルを傘下に持つ親会社のアルファベットのクラスA株。

 

6位は同じくアルファベットのクラスC株。両方足すと、アルファベットの構成比率はアマゾンを抜いて3位になります。

 

7位は、投資の神様と呼ばれるウォーレン・バフェット氏が率いる投資会社バークシャー・ハサウェイ。

 

8位は全米で病院経営のアウトソーシング業務などを行うユナイテッドヘルス・グループ。

 

9位にはゲーム、データセンター向けに高速GPU(画像演算装置)を製造する半導体メーカーのエヌビディアが入っています。

 

10位は医療機器世界最大手のジョンソ ン・エンド・ジョンソン。 2021年までは、フェイスブックを傘下に持ち、現在はメタバース事業に業態転換中のメタ・プラットフォームズも、GAFAMの一員としてトップ10に入っていました。

 

しかし2022年、アップルのiPhone向け広告事業の落ち込みなどが嫌われて株価が50%前後も急落したため、ベスト10から脱落しました。S&P500は銘柄入れ替えの時期も「四半期ごと」と明記されており、3月、6月、9月、12月に、基準を満たさない企業が除外され、新たな優良企業にリフレッシュされます。

 

例えば、現在は指数構成比率でトップ10入りしている電気自動車のテスラも2020年12月に採用銘柄に組み入れられたばかりの銘柄です。

 

※「SPDR S&P500 ETF」のHPよりインデックス自体の比率を引用。順位・比率は2022年8月5日時点の株価で計算されたもの
P500の構成銘柄トップ10とセクター比率 ※「SPDR S&P500 ETF」のHPよりインデックス自体の比率を引用。順位・比率は2022年8月5日時点の株価で計算されたもの

 

なんにも考えずに資産形成ができる

S&P500は、目覚ましい急成長を遂げて勢いのある企業が新たに指数に組み込まれることで、指数自体も右肩上がりのパフォーマンスが続くように再構成されてきました。投資家としてはS&P500に連動するインデックスファンドにほったらかし投資を続けていれば、なんにも考えずに資産形成できるというわけです。

 

風丸

投資家

 

※本連載は、風丸氏の書籍『米国株「レバナス」投資 月1万円の積み立てから狙う“悪魔的リターン” 』(KADOKAWA)より一部を抜粋・再編集したものです。

米国株「レバナス」投資

米国株「レバナス」投資

風丸

KADOKAWA

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