(※写真はイメージです/PIXTA)

レバナスは「取り扱い注意」のリスクにより、肯定・否定が分かれる金融商品です。本書は、チャンネル登録者数6万人の投資系YouTubeを運営する著者が、単なる思い込みや偏見、感情論からはきっぱりと一線を画し、「なぜレバレッジNASDAQ100を使った資産形成には、他の投資対象より優位性があるか?」 を理路整然と、詳細なデータやシミュレーションを交えながら解説します。

資産運用の3大原則

2022年に入って、レバレッジNASDAQ100は高値から50%前後まで急落しています。世界的なインフレがなかなか収まらず、この先も米国中央銀行FRBが強硬な利上げを続ける限り、さらに大きく下落するリスクがあります。

 

ここで私が考える長期資産運用の3大原則をご紹介しましょう。

 

魔神ホールド

毎月積み立ての継続

暴落時の買い増し(無理にやらなくてもいい)

 

の3つです。

 

「魔神ホールド」とはレバナスをずっとホールドしておこう、という意味の造語です(笑)。いわゆる「ガチホ」というやつです。相場が下落している時に失禁売却してしまうことは、レバナスの資産運用で最もやってはいけないことです(レバナスに限ったことではありませんが……)。

 

なぜなら、下落局面だけレバレッジをかけて、2倍の速度で資産を激減させ、来るべき反転上昇局面における劇的な資産躍進のチャンスを、みすみす放棄してしまうわけですから。

 

バンジージャンプのつもりが、気が動転して自ら命綱をぶち切るようなもの。失禁売却をした時点であなたの資産は“すでに死んでいます……”。もう、生き返ることはありません。

 

だからこそ、どんな時も魔神ホールドに徹することが大切なのです。長期的な目線に立てば、NASDAQ100が回復しない可能性のほうがはるかに低いはずですから。

毎月の積み立て投資継続のススメ

そして、暴落時の資産激減を逆にチャンスに変える“賢者の知恵”といえるのが、毎月の積み立て投資の継続です。

 

2022年に始まったNASDAQ100の下落がいつ終わるかは誰にもわかりません。いつ上昇に転じるかはもっとわかりません。

 

そのため、2022年のような状況で多額の資金を一括投資するのは危険です。しかし、下落相場でもひるまず、たんたんと毎月定額積み立てを続けていれば、この先、NASDAQ100が大底に達した時、誰よりも多くの口数を仕込むことができます。

 

高い時には少ししか買えないので高値つかみを抑制できる。逆に安くなったらたくさん買えるので、結果的に底値買いに成功できる。

 

極端に言えば、プロでも決してできないような天底の見極めを、ズブの素人でも簡単にできるのが積み立て投資の効用。ドルコスト平均法という“最強の投資法”なのです。

 

毎月、少額資金を機械的に積み立てていくだけなら、精神的負担もさほど大きくはないでしょう。できれば、月々の積み立てとは別に予備資金をプールしておければ、それに越したことはありません。

 

下落相場の過程で、NASDAQ100が月間で10%も下落する急落局面が来たら、予備資金による買い増しで、レバナスの平均購買単価を引き下げましょう。こちらは無理にする必要はありません。

暴落局面は大ピンチではなく、大チャンス!

実際、ここ数年の株式投資で“億り人”やFIRE(経済的自立と早期リタイア)を達成した人の多くは、2008年秋のリーマンショックの株価大暴落直後から投資を始めた人たちです。

 

歴史的な株価の大暴落は大量の破産者を生み出しますが、同時に大量の億万長者も生み出します。大バーゲンセール時に大量に買い込むのだから、当たり前といえば当たり前です。

 

しかし、この当たり前のことができないのが人間の性さがなんですね。2022年のNASDAQ100の急落は、あとから振り返れば、きっと“天が与えた恵みの雨”のようなものになるはずです。

 

まだ資産運用を始めていない人にとって、10年、20年に一度あるかないかの夢をつかむ大チャンスです。値動き2倍のレバナスで下落後の反転した上昇相場に乗ることができれば、少額資金で億単位の資産形成も夢ではないでしょう!

 

風丸

投資家

 

※本連載は、風丸氏の書籍『米国株「レバナス」投資 月1万円の積み立てから狙う“悪魔的リターン” 』(KADOKAWA)より一部を抜粋・再編集したものです。

米国株「レバナス」投資

米国株「レバナス」投資

風丸

KADOKAWA

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