効果を見込みやすい集客方法
ここからは、レンタルスペースを運営している人、これからスペースを開業したいと考えている人は必ず押さえていただきたい「効果的な集客方法」をご紹介します。自社にあった方法で、効率的な集客をしていきましょう!
1.SNS
まずは前述でもご紹介したSNSを活用した方法です。こちらは旬な集客方法であることは間違いなしです。ここではSNS活用のメリットとデメリットを紹介します。
ちなみに、なぜ今SNSが旬なのかを簡単に説明しますと、人がなにかを購入する際、従来では値段や機能などが着目されていました。しかし現在ではそれだけでなく、利用者のライフスタイルに合っているかや実際に使用している人の口コミが特に注目されています。
SNSの活用のメリットは、写真や動画をアップし、実際のレンタルスペースを紹介できる点です。どのような備品や設備があるのか、広さなどを的確に伝えるにはぴったりの手法です。たとえばInstagramやTwitterであれば、YouTubeほどの編集は不要ですぐにアップできる点も魅力的です。
逆にSNSの活用のデメリットは、やはりSNSなので1日1回の投稿では更新頻度が足りない可能性があるところです。コンスタントに写真や動画をアップしていくことで徐々に認知されていきます。
もちろん何事にも同じことはいえますが、SNSは特に顕著に現れます。SNSで集客すると決めた際には、辛抱強くコツコツとやっていくことが非常に重要となります。
2.自社サイト、ブログ
次に、自社サイトやブログコンテンツを活用する方法を紹介します。こちらはすでに自社サイトを持っている企業などに特におすすめです(サイト制作コストがかからないため)。自社サイトやブログコンテンツの活用はSNS運用と共通する部分が多いです。自社サイトを使ってアピールする場合でも写真や動画はあったほうがみてくれる人には親切でわかりやすいです(実はそれがSEO対策に繋がる場合もあります)。
特にブログコンテンツを活用していくとSNSや自社サイトでは取りきれないキーワードなどを用いて集客の裾野を広げることが可能です。比較検討のブログを書いたり、実際の使用例なども取り上げて書いていけば、見てくれる方にとっては利用後のことも想像しやすくなります。もちろん、コンテンツもSNS同様に継続してアップすることが重要であることは大前提です。
3.ポータルサイトの活用
最後はポータルサイトを活用した集客方法です。一般的にポータルサイトは、ジャンルごとにWebサイトへのリンクをまとめられており、ユーザーのニーズに合わせた各種情報やサービスが提供されている点が特徴です。
先ほどご紹介したSNSや自社サイトの活用、ブログコンテンツを自分たち(自社)で運用することが面倒と感じる場合には、こうしたポータルサイトの活用をおすすめします。
今回のケースでは予約ポータルサイトへの掲載が基本となります。予約ポータルサイトとは、レンタルスペースを借りたい人が価格、写真、広さや利用目的に合わせたレンタルスペースを探すことができるサイトです。スペースを提供する側は、写真や広さ、価格などの基本情報を提供するだけでOKです。予約管理や決済などの面倒なことはすべてポータルサイト運営側で対応してくれます。
予約ポータルサイトへの掲載のメリットは、もちろんポータルサイトなので、競合他社となるレンタルスペースが数多くありますが、そのなかでも自分(自社)にしかない強みなどが訴求しやすいです。敵を知って己を知るということもできるので、初めて開業する人(企業)や行き詰った場合にも、ヒントは多く隠れていると思います。ポータルサイトの多くは掲載無料が多いのでそこも嬉しいポイントですね。
一方で、予約ポータルサイトへの掲載デメリットは成約手数料が発生する点でしょうか。わかりやすくいえば、販売手数料のようなものです。これがどのポータルサイトを利用するかにもよりますが、約20〜30%ほど売上から差し引かれます。そうなんです、結構高いですよね。唯一のデメリットといってもいいのではないでしょうか。
まとめ
集客の基本やさまざまなコンテンツのメリットなどをお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか? すでにレンタルスペースを運用している方や、これから運用する方もどんなふうに集客をしていくかは最も難しく、悩むポイントかと思います。
さらに、レンタルスペース事業は競合も多く、集客も一筋縄ではいかないものです。そのなかでSNSやブログコンテンツを駆使し、独自のトピックなどを用いて利用者に安全安心であることやレンタルスペースの雰囲気などが伝われば利用者にとっても運営側にとっても嬉しいですよね。事業を成功させるためにも、運営しているレンタルスペースに合った効果的な集客方法を探してみましょう。
畠山 祐季
株式会社構造計画研究所
RemoteLOCKチーム Webディレクター