今の仕事に楽しさややりがいを感じられない人におすすめなのが「起業」することです。35歳で独立して「ひとり社長」となり、起業20年目にして年商1億円に迫る勢いの松尾昭仁氏が、著書『ひとり社長になっていきなり年収を650万円にする方法』から、ひとりで起業して成功するための秘訣について解説します。
人に教えられる自分の経験はなんでも「コンテンツ」になる
あなたが、当たり前にできている技術を欲する人は存在します。つまり社会があなたを必要としているのです。
自分の経験の中でどれが人に教えられる物なのか? 考えてみて下さい。そのコンテンツが見つかればあなたもコンサルタントになることができ、ひとり起業ができるようになります。コンテンツの見つけ方は後ほど説明します。
ニーズの数だけ、コンサルのネタはある
コンサルタントと言えば、皆さんは「経営コンサルタント」を思い描きがちです。少し前に経営コンサルタントの方が活躍した時期もありましたし、大前研一さんのような素晴らしい実績を残している有名人もいらっしゃるので、そういったイメージが定着しているのでしょう。
しかし、そもそもコンサルタントとは人の悩みを解決してあげる人を言います。もっと簡単に定義すると「教える人」です。
ですから、教える物があって、それにニーズがあれば、「コンサルタント」と名乗れるのです。
たとえば、「美味しいラーメン屋を教えてほしい」というニーズに応えて、ラーメン屋さんの情報をお客さんに教える人は「ラーメン情報コンサルタント」ですし、私の知り合いには沖縄の「軍用地投資コンサルタント」もいます。
こういった形でコンサルタントという職種は人の悩みや欲求の数だけあるというのが私の考え方です。
松尾 昭仁
ネクストサービス株式会社
代表取締役
ネクストサービス株式会社
代表取締役
士業や各種コンサルタント、起業家を商業出版やメディア露出で支援する戦略プロデューサー兼、コンサルタント。祖父は戦前、満州にて百貨店、自動車販売会社を経営。父は45年続く建設会社の創業社長という起業家の家系に育つ。大学卒業後、業界大手の総合人材サービス企業を経てコンサルタントとして独立。自身が企画し講師を務めるビジネスセミナーの参加者は延べ1万2000人超え。
著作は28冊。中国、韓国、台湾、タイでも翻訳出版されている。出版プロデュース実績は300冊越え。クライアントは医師、弁護士、税理士、政治家、会社経営者、自営業者、公務員、会社員、主婦、フリーターなど幅広い。
京都女子大学などの高等教育機関、東京商工会議所をはじめとする各種団体、リクルート社、明治安田生命、SMBCコンサルティングなどの民間企業より、講演、セミナー、研修依頼を受ける講師であり、テレビ、ラジオ、新聞、ネット媒体隊からの取材も多い起業家。
趣味はラン&ラーメン。ラン(ジョギング)は月間100キロ走が目標。ラーメンは年回100杯食す。2019年12月ハワイホノルルフルマラソン(42.195km)完走。
『1万2000人を見てわかった! お金に困らない人、困る人』(集英社)、『誰でもビジネス書の著者になれる!出版の教科書』(秀和システム)、『1万人を見てわかった 起業して食える人・食えない人』(日本実業出版社)、『ビジネス書の著者になっていきなり年収を3倍にする方法』(自由国民社)など。
著者プロフィール詳細
連載記事一覧
連載ひとり社長になっていきなり年収を650万円にする方法