(※写真はイメージです/PIXTA)

貸借対照表の純資産が多かった人というのは、それだけ知的資産が豊富であったということになります。逆に貸借対照表の純資産が少なかったもしくはマイナスであった人の知的資産はそれだけ乏しかったということになります。公認会計士の千日太郎氏が著書『50歳からの賢い住宅購入』(同文舘出版)で解説します。

お金を稼ぐ(貯める)ために生まれてきたのではない

まず「知的資産」とは、貸借対照表の「純資産」を増やす個人の能力であると定義しましょう。貸借対照表についてお話したときには、知的資産とは個人の知恵やアイデアなどであり、将来的に富を生み出す資産であると言いました。後の章で貸借対照表を作成する方法について解説しますが、気が早く既に作成してみた人もいるかもしれませんね。その結果、自分の貸借対照表の純資産が具体的な金額として計算できたと思います。

 

貸借対照表の純資産が多かった人というのは、それだけ知的資産が豊富であったということになります。逆に貸借対照表の純資産が少なかったもしくはマイナスであった人の知的資産はそれだけ乏しかったということになります。

 

あえて過去形で語るのは、貸借対照表の純資産は過去の累計であり、未来を担保するものではないからです。豊富とか乏しいとか言うと、知的資産とはその人の地頭の良さやIQ、お金を稼ぐ商才のようなものを連想されるかもしれませんが、そういうものでもありません。豊富とか乏しいというのはバリエーションとして使っています。

 

確かに現在の純資産が多かった理由の一つとして、頭が良く、お金を稼ぐ商才に恵まれたことによって財を成した人もいるかもしれません。しかし、頭が良いからといって多くのお金を稼げるとは限りませんし、お金を稼いでもそれ以上に使ってしまう人の純資産は小さくなります。

 

逆にそれほど多くのお金を稼いでいなくても、現在に至るまでに結果として多くの純資産を形成している人もいます。倹約家であったからという理由かもしれません。しかし、過度な節制を自らと家族に強いて純資産を増やすことは、本書で推奨する知的資産とは違います。

 

大前提として、わたしたちはお金を稼ぐ(貯める)ために生まれてきたのではないからです。なぜこれほど当たり前のことを太字で書かなければならないのでしょうか?それほどまでにお金を稼ぐ、そのために生産する、より生産性を上げることが幸福になるために必須なのだと骨の髄までたたき込まれてきたからでしょう。

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    ※本連載は千日太郎氏の著書『初めて買う人・住み替える人 独身からファミリーまで 50歳からの賢い住宅購入』(同文舘出版)から一部を抜粋し、再編集したものです。

    初めて買う人・住み替える人 独身からファミリーまで 50歳からの賢い住宅購入

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    千日 太郎

    同文舘出版

    まだまだ現役世代のアラフィフが、“今”と“将来”を見据えて選ぶマイホーム ・幸福の条件とその土台 ・貸借対照表で自己資産を見る ・40代後半から家を買ってはいけない人の特徴 ・地方移住を成功させるカギ ・定年延…

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