スタッフ「全員」を成長させる方法
スタッフに仕事を任せると自分が思ったように進まなかったり、または日々の診療で間違いが起きたりして、医院内で何かしらの問題が起きることも考えられます。患者様からのクレーム、テクニカルエラー、スタッフが辞めたいと言い出すなどは日常茶飯事です。
そのような問題には全員で一緒に立ち向かいながら、医院の考え方や方針のもとに対処してもらっています。
自分が医院に関わっている実感があるからこそ、一生懸命問題を解決しようとするのです。ひとごとでは本気にはなれません。また問題に立ち向かうことで責任者としての自覚が強くなりますし、後進育成の際に問題解決の経験を伝えていくこともできます。
ほかに任せていることは、クレーム処理、スタッフのシフトや有給休暇の管理です。
スタッフに仕事を任せるようになり私の負担は減りました。また任せられた仕事を全うしトラブルが起きたときに解決できたスタッフに対しては「あなたがやってきた仕事は後輩に任せて、あなたは次のステップに進んでね」というふうに、全員がステップアップできることを大切にしています。
私の仕事をスタッフに任せ、またそのスタッフが後輩に任せてというふうに少しずつ進化していくことで、組織として成長させ規模を大きくすることができたと思います。
トラブルは起きないほうがいいですが、そのトラブルを乗り越えることで得るものもたくさんあります。仲間とともに乗り越えることで団結力が強くなったり、一人ひとりがたくましく頼もしい存在になってくれると感じています。
村瀬 千明
歯学修士
日本矯正歯科学会認定医
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