良い組織の条件「女性スタッフのモチベーション」高める方法 (※写真はイメージです/PIXTA)

男女平等が叫ばれる世の中とはいえ、実際はまだまだ旧態依然のまま運営されている組織は少なくありません。そのようななか、4つの歯科医院を運営する村瀬千明氏は、まとまりのある組織には「女性スタッフモチベーション」が欠かせないといいます。では、実際に多くの女性スタッフを抱える村瀬氏は、彼女たちのモチベーションを高めるためにどのようなことを実践しているのでしょうか。みていきます。

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やりがいを刺激する

歯科衛生士や歯科助手は「医療に携わりたい」「人の役に立ちたい」と思ってその職業を選んでおり、もともと責任感が強い人、患者様のためになりたいと思っている人が多いと思います。

 

日本歯科衛生士会の調査でも「歯科衛生士の仕事の魅力」という質問に対する回答として「人や社会に貢献できる」や「人の命や健康を守る仕事である」に丸を付けた人は9割以上にのぼります。

 

また実際歯科衛生士のための情報サイト(※1)によると、歯科衛生士のやりがいとして以下のような声が挙がっています。
※ シシカラDH+「歯科衛生士に聞いた!仕事の魅力と大変なこと」

 

・患者さんとの関わりがメインの仕事なので、人の温かみや感謝される喜びが得られる

・患者さんによって対応や処置も変わるので、大変だけど、毎日同じ仕事の繰り返しという感覚にならず新鮮

・治療を嫌がっていた小さい子どもが、成長するにつれて治療を克服していく姿を見ると、親心のような気持ちになる

・自分の処置や付き合い方は間違っていなかったんだなと、患者さんに教えてもらえることもあるので、毎日が刺激的

 

患者様に直接口腔ケアや処置を施したり治療に関する説明をしたりすることで、女性スタッフは「やりがい」を感じていることが分かります。

 

仕事にやりがいを見いだすことができれば離職しにくくなるうえに、もっとスキルアップしたい、もっと患者様の役に立ちたいといった向上心も生まれます。またやりがいを感じていれば、困難なことがあっても投げ出すことなく乗り越えようと努力します。

 

私の歯科医院でもこのようなやりがいを意識してもらうことで、より女性スタッフに責任感が生まれ医院としてまとまりのあるチームになっていったのです。

 

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    歯学修士/日本矯正歯科学会認定医

    1979年、千葉県生まれ。医師や歯科医を相手に保険の仕事をしていた母親の勧めと、バブル崩壊後の就職氷河期ということもあり、手に職をつけ自信をもって長く働ける職業として歯科医を目指す。2005年に東京歯科大学を卒業後すぐ、妊娠が判明し結婚。夫がまだ学生であったため出産直後より数年間勤務医として働く。その後、以前より興味のあった歯科矯正について学びたいと思い、2009年に東京歯科大学矯正歯科臨床専修課程に入局。

    夫や友人たちとともに2011年にむらせ歯科医院を開業。2012年専修課程修了、医療法人社団千友会設立。2013年に日本矯正歯科学会認定医を取得。2022年現在、千葉県内にて4つの歯科医院を運営している。

    著者紹介

    連載経営に悩む医師必読!歯科医院成功のカギは「女性スタッフ」が握っている

    ※本連載は、村瀬千明氏の著書『歯科医院の成功は女性スタッフで9割決まる』(幻冬舎MC)より一部を抜粋・再編集したものです。

    歯科医院の成功は女性スタッフで9割決まる

    歯科医院の成功は女性スタッフで9割決まる

    村瀬 千秋

    幻冬舎メディアコンサルティング

    日本では歯科医師の数が年々増え続けており、歯科医院は競合が激しいなかで生き残っていく必要があります。 しかし、歯科医院は歯科医師の高い技術さえあれば経営が成り立つほど単純ではなく、実は女性スタッフの働きこそが…

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