中間選挙後の株価は高い勝率で上昇見込み
■11月8日火曜日に全世界が注目する米国の中間選挙がいよいよ実施されます。米国大統領選挙は4年ごとに実施されています。中間選挙はその中間において実施される上下両院選挙で、2年間の大統領の評価を見定めるものとし注目されています。激しい戦いが想定される中間選挙ですが、中間選挙と米国株式市場にはどのような経験則(アノマリー)があるのでしょうか。今回は、中間選挙が実施される前日を起点として大統領選挙の前年にあたる翌年末までの騰落率を1942年以降20回の中間選挙で確認しました。
■中間選挙前日から大統領選挙の前年にあたる翌年末までの平均上昇率(③÷①)は18.4%、勝率は100%という結果でした。大統領選挙の前年の平均上昇率(③÷②)も15.4%、勝率は95%と高くなりました。こうした高い上昇率や勝率は、中間選挙の結果を踏まえ、「大統領は再選に向けて積極的な政策を打ち出す」との期待が高まるためと考えられます。過去のアノマリーに基づけば、こうした政策期待の動きは中間選挙から始まる、と言えそうです。
※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『株価はどうなる?米中間選挙と株式市場の「経験則(アノマリー)」を確認【専門家が分析】』を参照)。
三井住友DSアセットマネジメント株式会社