多くの日本人は「日本円で報酬を得ている」が…
日本人が外貨で収入を得るためのもっとも簡単な方法は海外投資をすることです。海外不動産に投資をすれば外貨で賃料収入を得ることができ、海外株式に投資をすれば外貨で配当収入を得ることができます。
日本で働いているのであれば報酬を日本円で受け取ることになるため、否が応でも日本円が増えていきます。そのような日本人が、投資から得る収益までも日本円に限定する必要があるのでしょうか。
もうひとつの方法は、海外で働いたり、海外で事業を起こしたりすることです。最近、海外移住や海外での教育をする日本人が増えています。パンデミックの影響で特にIT業の従事者はどこでも仕事ができるようになりました。
それでも多くの日本人は日本人クライアントを相手に日本円で報酬を得ていることでしょう。
外貨で収入を得るためには、当然ですが外国人クライアントから受注し外貨で報酬を得なければなりません。一見、難しく感じるかもしれませんが世界のボーダレス化はすすむばかりで、日本人が外国人クライアントから仕事を受注することは案外難しくありません。
何より日本人の勤勉さや真面目さに起因する日本人の仕事のクオリティは、世界でも高い評価を得られるでしょう。
海外旅行に行き続けたいのであれば「対策」を
これから超少子高齢化がすすむ日本で、国内の経済が爆発的に成長することはありません。日本国内でのみ暮らしていくのであれば、大した問題ではないかもしれませんが、海外旅行に行けば一時的に海外の通貨や物価から影響を受けることになります。
現状を憂いていても仕方がありません。これから先も日本で暮らしつつ、以前のように海外旅行に行き続けたいのであれば対策が必要になります。
言語の障壁があったり、文化の障壁があったりと海外に苦手意識がある日本人は多いように感じます。まずは考える前に行動することで世界への道は開かれます。
村上 年範
クレディ・テック株式会社 代表取締役