(※画像はイメージです/PIXTA)

企業経営について、さまざまなキーワードがありますが、そのなかのひとつが「健康経営」。従業員の健康に“投資”することになりますが、どのような効果があるのでしょうか。みていきましょう。

そもそも「健康経営」とは?

経済産業省では「健康経営」について、以下の通り説明しています。

 

「健康経営」とは、従業員等の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践することです。企業理念に基づき、従業員等への健康投資を行うことは、従業員の活力向上や生産性の向上等の組織の活性化をもたらし、結果的に業績向上や株価向上につながると期待されます。

 

経済産業省では、2014年度から上場企業を対象に「健康経営銘柄」を選定し、2016年度からは「健康経営優良法人認定制度」を推進。大規模法人部門の上位層には「ホワイト500」、中小規模法人部門の上位層には「ブライト500」の冠を付加しています。

 

健康経営優良法人の中小規模法人部門についてみていくと、2022年度、申請数は前回から3,446件増加の12,849件。認定数は前回から4,321件増加の12,255件と、右肩上がり。都道府県別にみていくと、認定法人が最も多いのは「大阪府」で1,717社。「愛知県」1,318社、「東京都」700社と続きます(2022年3月時点)。業種別では「建設業」が最も多く2,591社。「製造業」2,545社、「運輸業」1,011社と続きます。

健康経営…高評価を受ける上位10社

経済産業省が行う『令和3年度健康経営度調査』では、上場企業1,058社を含む2,869法人から回答。回答法人に対して、各施策の偏差値等を記載した評価結果(フィードバックシート)を個別に送付。評価結果開示可能とした2,000社(上場企業は634社で、日経平均株価を構成する225銘柄においては158社)について、その評価結果をみることができます。

 

それによると、最も総合評価が高いのが「タニタヘルスリンク」。以降、「トヨタ自動車健康保険組合」「ANAホールディングス」「SCSK」「SOMPOホールディングス」が開示可能とした企業のなかの上位5社です。

 

【健康経営度調査「評価結果」上位10社】

1位「株式会社タニタヘルスリンク」672.0/67.2

2位「トヨタ自動車健康保険組合」666.9/66.7

3位「ANAホールディングス株式会社」665.2/66.5

4位「SCSK株式会社」664.9/66.5

5位「SOMPOホールディングス株式会社」661.2/66.1

6位「SOMPOひまわり生命保険株式会社」659.6/66.0

7位「第一工業製薬株式会社」657.5/65.8

8位「セイコーエプソン株式会社」657.2/65.7

9位「東京海上ホールディングス株式会社」656.1/65.6

10位「株式会社メディヴァ」655.6/65.6

 

出所:経済産業省

※数値左:総合評価、右:総合偏差値

※評価結果開示可能とした2,000社の順位であり、実際の順位とは異なる可能性がある

 

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