「勉強して自分で申告してみる」は非効率!?
大半のサラリーマンは、これまで自分で確定申告をした経験がありません。そのため、税金に関してはブラックボックスというか、よくわからない部分があるでしょう。とりあえず「税金が安くなるなら得だ」くらいの感覚です。
実際にはどのような申告を行うのかによって、利益が変わってくる部分もあります。また法人の場合は決算書が必要です。
確定申告であれば、個人でやってできないことはありませんが、法人であれば、最初から税理士をつけたほうがいいと思います。
自分ではまず難しいですし、よく「勉強のために自分でやってみよう」みたいに考える人もいますが、それならもっと違うことや投資のことを勉強した方がいいと思います。専門的なところは専門家に任した方が、基本的には効率はいい。これは絶対そうです。
大家さん向けの税金の本なども出ていますが、内容が難解ですし、税金の法律もほとんど毎年のように変わっています。それを税務の素人が把握するというのは現実的ではありません。
これも会社経営と一緒で、社長が全部自分でやろうとしても、それは難しいわけです。皆が集まって会社というものは成り立っているので、それと同じで専門的なチームをつくるというのが大事だと思います。
税理士によって専門が異なる点に注意
ただ、税理士といっても本当にピンキリで、法人に強い、相続に強い、不動産に強いといった専門もあります。ここでは不動産投資に強い先生を選ぶ必要があります。今は、不動産投資に特化した税理士さんもたくさんいるので、ネットで調べたり、実際にやられている人から紹介してもらったりして探すとよいでしょう。
筆者も、不動産に特化した税理士さんをよく紹介していますが、とても融通が利きます。やはり財務関係は、外注してプロに任せた方がいいと思います。