❷塾の翌日、宿題のテキスト後半の演習問題
テキストに下線を引きながらじっくり読んで蓄えたその知識を使って、次は「スピーディー」に宿題に取り組みます。
この宿題というのは、主に授業で習った内容に関係する演習問題です。
問題を解きながら、「あれ? 忘れた!」と思ったら、すぐにテキストの解説に戻って確認し、再びインプットします。
この❷は「インプットした知識をすぐにアウトプットする」のがミソです。ですから、学習方法としては「スピーディー」なのです。
❸週末か塾のない日の夜、テキストを見て覚え直す
演習問題で「間違った!」「あれ? 忘れた!」という問題を、週末に覚え直します。テキストの下線を引いた箇所にも、もう一度目を通す習慣をつけます。これは、わずかな時間でかまいませんし、テキストをパラパラめくる程度でも十分です。
ただし、この時間をとっていないと、1ヵ月後のテストで「すべて忘れた〜」となり、いつまでも点数が安定しません。
例として挙げた計画表では覚え直しを土曜日にしていますが、ご家庭によってはもちろん日曜日でもかまいません。小4の間はできるだけ日曜日は勉強よりも自由時間を優先させるのが「スピーディー&スロー学習」の基本的な考えとはいえ、子どもが最も取り組みやすい時間を見つけ出してあげてください。
西村 則康
プロ家庭教師集団「名門指導会」代表