(※画像はイメージです/PIXTA)

算数と国語に時間をとられ過ぎて、理科・社会の学習をする時間を捻出できない子どもは多いのです。一方で、理科・社会は年々、暗記だけで解けるパターン問題が減少しています。では、理科・社会は少ない時間でどのように学習すればいいのでしょうか。プロ家庭教師集団「名門指導会」代表の西村則康氏が著書『難関校合格のすごい勉強習慣』(日本能率協会マネジメントセンター)で解説します。

❷塾の翌日、宿題のテキスト後半の演習問題

テキストに下線を引きながらじっくり読んで蓄えたその知識を使って、次は「スピーディー」に宿題に取り組みます。

 

この宿題というのは、主に授業で習った内容に関係する演習問題です。

 

問題を解きながら、「あれ? 忘れた!」と思ったら、すぐにテキストの解説に戻って確認し、再びインプットします。

 

この❷は「インプットした知識をすぐにアウトプットする」のがミソです。ですから、学習方法としては「スピーディー」なのです。

❸週末か塾のない日の夜、テキストを見て覚え直す

演習問題で「間違った!」「あれ? 忘れた!」という問題を、週末に覚え直します。テキストの下線を引いた箇所にも、もう一度目を通す習慣をつけます。これは、わずかな時間でかまいませんし、テキストをパラパラめくる程度でも十分です。

 

ただし、この時間をとっていないと、1ヵ月後のテストで「すべて忘れた〜」となり、いつまでも点数が安定しません。

 

例として挙げた計画表では覚え直しを土曜日にしていますが、ご家庭によってはもちろん日曜日でもかまいません。小4の間はできるだけ日曜日は勉強よりも自由時間を優先させるのが「スピーディー&スロー学習」の基本的な考えとはいえ、子どもが最も取り組みやすい時間を見つけ出してあげてください。

 

 

西村 則康

プロ家庭教師集団「名門指導会」代表

 

 

※本連載は、西村則康氏の著書『 難関校合格のすごい勉強習慣』(日本能率協会マネジメントセンター)から一部を抜粋し、再編集したものです。

西村式中学受験小4~小6で差をつける 難関校合格のすごい勉強習慣 受かる子・受からない子の違いは「スピーディー&スロー」学習法

西村式中学受験小4~小6で差をつける 難関校合格のすごい勉強習慣 受かる子・受からない子の違いは「スピーディー&スロー」学習法

西村 則康

日本能率協会マネジメントセンター

難関校が求める「難問に向き合ったときでも試行錯誤できる子」「自分の頭で考えられる子」を育てる。スピーディー学習、基本的な処理能力を身につけるトレーニング、スロー学習、「いつもどおり」の安定した行動をとらせるため…

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