(※写真はイメージです/PIXTA)

本連載は、三井住友DSアセットマネジメント株式会社が提供するデイリーマーケットレポートを転載したものです。

主要な資産の利回り比較(2022年7月)

■債券、株式、リートの主要な3資産の利回りは概ね低下しました。米国では、インフレの抑制のために米連邦準備制度理事会(FRB)が前回に引き続き大幅な利上げを実施しました。また、欧州でも欧州中央銀行(ECB)が予想を上回る利上げを決定しました。これにより、欧米をはじめ景気減速懸念が強まったことで長期金利が低下し、債券利回りは世界的に低下しました。

 

■また、こうした長期金利の低下によって、利上げ加速への警戒感が後退し、主要国の株式市場は大きく上昇し、株式の配当利回りは概ね低下しました。ただし、中国当局のハイテク企業への規制強化や、不動産購入者の住宅ローンの支払い拒否等が嫌気されて、中国株式市場が下落したことで、アジアの株式配当利回りは上昇しました。

 

■リート市場では、世界的な長期金利の低下が好感されたことや、株式市場が上昇したことに連れてリート価格は上昇し、配当利回りは低下しました。

 

 

※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『金融引き締めをきっかけとして「主要3資産」の利回りが低下【専門家が解説】』を参照)。

 

三井住友DSアセットマネジメント株式会社

投資情報グループ

 

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