日本株にまつわる5つの誤解、その5:「日本株なんて買っても儲からないのでは?」【専門家が解説】 (※写真はイメージです/PIXTA)

本連載は、三井住友DSアセットマネジメント株式会社が提供するデイリーマーケットレポートを転載したものです。

 

世界的に株式市場の調整が続いていますが、米欧株に対して相対的に日本株の堅調さが目立ちます。今後の日本株の展開はどう見るべきでしょうか。今が買い入れの好機でしょうか。弊社では今回、5回シリーズで最も身近なリスク資産である日本株に焦点を当て、魅力的な投資対象となりうるか検討したいと思います。特に、見逃されがちな日本企業の変化とその背景、株価への影響などについて見ていきたいと思います。

景気停滞が長引く日本で株を買っても儲からない?

■日本経済の停滞が続く中、「日本株なんて買っても儲からない」と考える向きは少なくないようです。こうした日本悲観論に昨今の円安が加わり、個人投資家の海外資産シフトが加速しています。2022年上期の公募株式投信への純資金流入額(除く上場投資信託(ETF)、投信協会調べ)は前年同期比2%増の4兆651億円でしたが、外国株投信への流入額は前年同期比40%増の2兆734億円に達しました。

日本株でもROEが改善する銘柄は高パフォーマンス

■敬遠されがちな日本株でも、パフォーマンスが良好な一群があります。それは、株主資本利益率(ROE)を改善させている銘柄です。日本株のROEが最近のピークを付けた2018年3月末と直近決算期末である2022年3月末について、東証1部上場全銘柄(除く金融・赤字・債務超過企業)をROEで4分位にランク付けし(1が最上位、4が最下位)、ランクの移動と株価の関係を見たのが下の表です。

 

 

■2018年3月末から2022年3月末にかけてTOPIXは13.4%上昇しましたが、ROEのランクが下がった銘柄群のパフォーマンスは大きなマイナスとなりました。一方、ランクが上昇した銘柄群のパフォーマンスは概ね良好で、中でも最下位の「4」から最上位の「1」に大きく上昇した銘柄群の平均パフォーマンスは90.8%に達しました。「株価は経営の通信簿」とも言われますが、日本株でもROEを上げるよう頑張っている企業は、株価上昇という形で市場から高い評価を受けている、と言えそうです。

 

 

※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『日本株にまつわる5つの誤解、その5:「日本株なんて買っても儲からないのでは?」【専門家が解説】』を参照)。

 

三井住友DSアセットマネジメント株式会社

投資情報グループ

 

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連載【デイリー】マーケットレポート/三井住友DSアセットマネジメント

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