事前準備の状況によって適任のアドバイザーは変わる
前回の続きです。では、アドバイザーや仲介業者はどのようにして選べばよいのでしょうか。それは、事前準備がどのくらいできているかによって異なります。
すでに第三者が見ても会社の状況がわかりやすくなっているのであれば、ネットワークが豊富なアドバイザーを選ぶのがよいでしょう。
買収先が見つけやすいからです。たとえば、大企業であれば銀行、証券会社、投資銀行などが候補になるでしょう。
自社の業界に詳しいアドバイザーを捜す
中小企業であれば、売却したい会社の業界に詳しいアドバイザーを探すのがよいでしょう。アドバイザーになっている人は、もともとどこかの業界でM&Aの業務を行っていたという人が多いものです。ですから、得意分野を持っています。
たとえば、「大阪の飲食店であれば、この人」というように情報が集まっているところがあります。すでに準備ができているのであれば、そういう人に依頼するのが正解ということになります。
そうではなく、これから会社の状況を第三者にわかりやすくしなければならないという状況であれば、そのサポートを積極的に行ってくれるアドバイザーや仲介会社を選ぶのがいいでしょう。