中国経済への先行き不安ぬぐえず、中国・香港市場は一進一退の動き (画像はイメージです/PIXTA)

香港在住・国際金融ストラテジストの長谷川建一氏(Wells Global Asset Management Limited, CEO)が「香港・中国市場の今」を解説していきます。

ハンセン指数 20,609.14 pt (+0.17%)
中国本土株指数 7,106.70 pt (+0.10%)
レッドチップ指数3,693.19 pt (▲0.48%)
売買代金851億5百万HK$(前日1,016億4万HK$)

欧州中央銀行(ECB)が利上げ。ユーロ売りの材料に

21日に開催された欧州中央銀行(ECB)理事会では、市場予想を上回って50bps幅での利上げ実施が決定された。これを受けてユーロドルは一時、1.027ユーロ/ドルまで上昇した。

 

一方で、ECBが利上げを加速させても、インフレ抑制に成功すれば、結局は金利の上昇幅は限られるとの見方が台頭。同時に発表されたユーロ圏の国債利回りの差が拡大しないようにする「格差防止措置」としての債券買い入れ枠の設定もユーロ売りの材料とされた。

 

来週予定される7月米FOMCでは75bpsの引き上げが確実視され、サプライズはないとの見方が強まったことから、米国市場では前夜、10年米国債利回りが2.8%まで低下した。この金利低下を好感して、朝方から買いが先行した香港市場だったが、日中にかけては上げ幅を縮小し、結局前日終値を挟んで一進一退の動きとなった。

 

Wells Global Asset Management Limited, CEO 国際金融ストラテジスト <在香港>

シティバンク東京支店及びニューヨーク本店にて、資金証券部門の要職を歴任後、シティバンク日本のリテール部門やプライベートバンク部門で活躍。

2004年末に東京三菱銀行(現MUFG銀行)に移籍し、リテール部門でマーケティング責任者、2009年からは国際部門に異動しアジアでのウエルスマネージメント事業戦略を率いて2010年には香港で同事業を立ち上げた。

その後、MUFG銀行を離れ、2015年には香港金融管理局からRestricted Bank Licence (限定銀行ライセンス)を取得し、Nippon Wealth Limitedを創業、資産運用を専業とする銀行のトップとして経営を担った。

2021年5月には再び独立し、Wells Global Asset Management Limitedを設立。香港証券先物委員会から証券業務・運用業務のライセンスを取得し、最高経営責任者として、アジアの発展を見据えた富裕層向けサービスを提供している。

世界水準の投資機会や投資戦略、資産防衛に精通。個人公式サイトなどを通じて、金融・投資啓蒙にも取り組んでいる。(個人ブログ:HASEKENHK.com

京都大学法学部卒・神戸大学経営学修士(MBA)、名古屋市生まれ

著者紹介

連載国際金融ストラテジスト長谷川建一の「香港・中国市場Daily」

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