不動産価格が高いときは「買い」!?
ここ数年、不動産市況は右肩上がりです。
「オリンピックまで東京の不動産価格は上昇しつづける」「不動産価格はすでにバブル状態」など両論あるのですが、先のことはわかりません。
価格が高い時期なので、お客様からも「今のタイミングでも、買うべきなのでしょうか?」というご質問をよく受けます。それに対して私は「できれば買ったほうがいい」とお答えしています。
金利によって大きく変わる「総支払額」
理由は、現在の金利の低さにあります。金利の差によって、支払う利息の総額はどのくらい変わるのでしょうか。
20年の固定金利で1000万円借りるとすると、金利1%の場合、利息総額は104万円。金利2%の場合、利息総額は214万円。金利3%の場合、利息総額は331万円になります。
一般的に金利3%の事業用ローンは法外に高いわけではありません。それでも、金利1%の場合と比べると、利息総額が227万円も違うことになるのです。
金利1%で3000万円のマンションを購入する場合と、金利3%で2500万円のマンションを購入する場合、どちらも毎月の支払い額はほとんど同じになります。
「不動産価格が高いときでも金利が低いのであれば買ったほうがいい」という答えには、このような理由があるのです。