再就職先で怒りと不満…被害者意識から立ち直らせた「忠告」 (※写真はイメージです/PIXTA)

再就職先では、強引に自己主張をし、マイペースで仕事を進めていました。一方で、どうしてこうなるのかと被害者意識ばかりで、相手が悪いとかで片付けてばかりいたといいます。そうした態度を反省し、謝罪したところ…。セカンドキャリアコンサルタントの高橋伸典氏が著書『退職後の不安を取り除く 定年1年目の教科書』(日本能率協会マネジメントセンター)で解説します。

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試練を乗り越え逆転する行動

▶道開きの友が教えてくれたこと

心身ともに苦しい状況になった時、家族で親しくしてもらっていた友人に相談してみました。

 

彼女はこころのヒーリングをしている方で、子育てや自分のことで悩んでいた時に、いつも的確なアドバイスをしてくれていました。とても尊敬しており、上の子どもが生まれた時から、迷惑をかけながら、ずっとお世話になっています。

 

その人が言うには、「あなたに問題があるよね。あなたは自分勝手で偉そうなところがあるから、上司にもそんな態度で接したんじゃないの。それで反感を持たれたのよ」とズバリ指摘されたのです。そう言えば、どうしてこうなるのかと被害者意識しか持っておらず、相手が悪いとかで片付けてばかりいました。

 

改めて振り返ってみると、かなり強引に自己主張をし、マイペースで仕事を進めていたように思います。彼女の言葉が続きます。

 

「このままなら、どんな職場に行っても同じことしか起きないから」
「まず、今までのことを反省し相手に謝らないと、次に進めないと思うよ」
「反省というのは上っ面じゃなくて、自分の中で本当に理解していなかったら、それは反省と言わないからね。それができなかったら終わるよ」

 

▶意を決し、謝罪する

今まで自分が悪いなんて全く考えもしなかったのに、このように指摘され考え直してみると確かにそうだなと思えたのです。このままだと胸が張り裂けそうなこの現実から抜け出すことができない。意を決し、謝罪することを決めました。

 

翌日、タイミングよく会社で全体会議がありました。そこで昨日のアドバイスを実践しようと決めていたので、会議中もどのように謝ろうかとそのことばかり考えていました。会議終了後2人の上司に会議室に残ってもらいました。

 

「すみません、少しお話があるのですが」詰まりながら声を出します。自分の意識の中では、どうしてこんな目に遭うんだ、という思いもありましたが、自分が嫌な態度をしていたと思ったので、きちんと、謝ろうという気持ちでした。

 

「実は知り合いの方から、私の仕事の進め方が強引で迷惑をかけているんじゃないかと指摘されたんです。振り返るとその通りと思いました。前職の仕事のやり方で、自分勝手に仕事をしてしまい、皆さんに不快な思いをさせてしまいました。本当にすみませんでした」

 

こうして謝るうちに、なぜだかこみあげてくるものがあり、目から涙がにじんできたのです。

 

それを聞いた上司の方々からは意外な言葉が待っていました。

 

「いやいや、そんなに謝ってもらわなくていいです。採用では成果を上げてもらい助かっています。これからも宜しくお願いします」と言っていただいたのです。

 

謝った時には、何を言われても仕方がない、言われたことを受け入れようと思っていたので逆にこれからもよろしくお願いしますと言われたことにびっくりしました。

 

▼本当の反省を知る

友人から言われた言葉の中に、「上っ面の反省は届かないもの。それはすぐに人から見透かされてしまう、自分の考え方の間違いに気付き素直に受け入れた時が本当の反省だよ」と言われたことがよみがえってきました。

 

その時初めて、本当の反省という意味がわかった気がしました。

 

そして「もしかしてこれが心から謝れたということなのかな」と思えたのです。もちろん、もともとプライドの高い人間なので、かなり必死に勇気を出し謝りました。今までの人生の中でも本当につらく、厳しい時間でした。

 

ポイント
・良い出会いが逆転の為には重要になる。
・その為に反省することや素直であることが最も大切な基盤になる。

 

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セカンドキャリアコンサルタント
モチベーション総合研究所代表/東京定年男女の会主宰
 

1957年兵庫県生まれ。同志社大学を卒業後、34年間製薬会社で営業、人事、社員教育を担当する。57歳で早期退職し再就職するも、多くのつまずき、苦労を経験する。しかし試行錯誤を重ねることで乗り越え、リスクなく独立する道をつかみ取る。この定年活動がマスコミに注目され、TBSテレビ『ビビット』「定活」特集に出演、『サンデー毎日』『産経新聞』他、多くのメディアに掲載される。

モチベーションを高め、セカンドキャリアに自信を持たせる研修講師として5,000人の受講者に明るい未来と希望を与え、行動変容につなげてきた。特に、東京都主催の「東京セカンドキャリア塾」などで行った自らの定年活動の苦労体験に基づくセミナーは、受講者から「多くのサラリーマンの実態が反映されていて納得かつ共感を覚えた」「アドバイスが具体的なので、すぐにでも実践できる」と好評を博している。また、「東京定年男女の会」を主宰し、定年活動、セカンドキャリアのサポートを行っている。現在は全国のシニアに向け、定年活動に役立つ情報を発信し続けている。

WEBサイト(⇒https://www.takahashinobunori.com/)

著者紹介

連載3大リスク「お金、孤独、健康」の不安を取り除く定年の教科書

※本連載は、髙橋伸典氏の著書『退職後の不安を取り除く 定年1年目の教科書』(日本能率協会マネジメントセンター)から一部を抜粋し、再編集したものです。

退職後の不安を取り除く 定年1年目の教科書

退職後の不安を取り除く 定年1年目の教科書

髙橋 伸典

日本能率協会マネジメントセンター

この一冊で定年後の不安を払拭! 定年後の3大リスク(お金/仕事、孤独、健康)に対し、具体的に乗り越える方法を提示。定年後、どのようにすればいいか不安を抱えている人に贈る指南書です。

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