“もはや詐欺!?”…生保が「画期的に儲かる」ヤバすぎる保険の中身【保険のプロが解説】

“もはや詐欺!?”…生保が「画期的に儲かる」ヤバすぎる保険の中身【保険のプロが解説】

「定期付き終身保険」の後継商品として開発された「アカウント型保険」。保険のプロである国際保険総合研究所所長の三田村京氏によると、「“定期付き”よりもさらに悪質な“社会悪的保険”」であるといいます。その中身について、詳しく見ていきましょう。

「イメージ勝負」の保険会社に要注意

生命保険の場合、中身よりもイメージで勝負しようとする会社ほど、保険商品に「ペットネーム」(愛称)を付けて売っているようだ。

 

名前を聞いただけでは、何をどう保障してくれるのか、保険の中身はサッパリわからない。名前に満足しているのは、その名前で商品を売っているその会社の人達だけだ。

 

堅実な会社は、自己満足のくだらないペットネームなど付けず、一生涯保障の保険なら「終身保険」、掛け捨てで一定期間だけ保障する保険なら「定期保険」、死亡保障額と満期保険金が同額の保険なら「養老保険」などと、まれに1つ2つの例外はあっても、名前を聞いただけで保障の内容が説明もなしで即座にわかる、正当な呼び方の保険を販売しているはずだ。

 

紛らわしい名前の保険にも要注意

重ねて筆者が消費者に対して一番注意を呼びかけたいことは、似たような紛らわしい名前の保険だ。うっかり間違って加入してしまうと、金銀財宝の詰まった箱を手に入れたと思ったら、実は浦島太郎の玉手箱で、出てきたのは煙だけという保険がある。

 

金銀財宝の方は「積立利率変動型終身保険」といい、玉手箱の方は「利率変動型積立終身保険」という。

 

神経を使ってよーく注意しないと名前だけだとプロでも間違えやすい保険だ。

 

名前を見くらべていただきたい。前者と後者の名前に使っている文字は全く一緒だ。よく見れば文字の配列だけが違うことがわかるだろう。前者はお勧めできる良い保険、後者は絶対に近づいてほしくないダメ保険だ。

 

イメージや名前にごまかされては、いけませんよ。

 

 

三田村 京

国際保険総合研究所

所長

 

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※本記事は三田村京氏の著書『良い保険ダメ保険の見分け方』より一部を抜粋・再編集したものです。
※記事化にあたり、保険会社および保険商品名を伏せています(書籍には具体名の記載あり)。

良い保険ダメ保険の見分け方[第5版]

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三田村 京

自由国民社

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