経営者の個人的な悩み…「会社の顧問弁護士」に相談するのはありか? (写真はイメージです/PIXTA)

会社の顧問弁護士に、経営者個人の法的トラブルを相談することはできるのでしょうか? 弁護士自身が解説します。

経営者に多い個人的な法的トラブルとは?

経営者は会社の代表である前に、一人の人間です。そのため、経営者が個人的に、会社とは直接関係のない法的トラブルに巻き込まれてしまうこともあり得ます。

 

経営者に多い、個人的な法的トラブルには、次のようなものが挙げられます。

 

家庭に関する法的トラブル

まず挙げられるのが、離婚問題や異性関係、認知症となった老親の世話や財産管理など、家庭にまつわる法的トラブルです。

 

家庭に関する法的トラブルは、非常にプライベートであるため、誰にも相談できずに抱え込んでしまっている経営者は少なくないことでしょう。

 

一見会社とは何ら関係がないように見えますが、経営者のモチベーションに直結する可能性があるという点では、できるだけ早期に解決すべき法的トラブルの一つであるといえます。

 

相続に関する法的トラブル

相続に関するトラブルを抱えている経営者は、少なくありません。まず、ご自身の相続についての問題が、相続に関する悩みの一つとなるでしょう。

 

経営者は多くの資産を保有している場合も多く、また会社の株式など、換金できない財産の比重が高いことも多いため、相続についてはより慎重な検討が必要となります。

 

また、親からの相続など、自分が相続を受ける立場でトラブルが生じるケースもあるでしょう。

 

投資に関する法的トラブル

成功している企業経営者のもとには、さまざまな投資話が舞い込んできます。なかには、脱法まがいの投資話や詐欺のような投資話も存在し、これらの被害に遭ってしまう場合もあることでしょう。

 

こうしたトラブルは信じてしまった自分に非があると考えてしまう人も多く、なかなか人に相談しづらい法的トラブルの一つです。

 

事業承継に関する法的トラブル

会社の事業承継に関する問題は、会社経営者としての問題と、家庭など個人的な問題とのちょうど中間に位置する問題であるといえます。

 

事業承継は、誰を後継者にするのかという問題、後継者候補者であった長男と仲違いをしてしまったという問題、会社の株式という大きな資産の承継で長男と二男がもめそうだという問題など、さまざまな家庭の問題を内在していることが少なくないためです。

 

刑事事件に関する法的トラブル

経営者自身や、経営者の家族が刑事事件に巻き込まれてしまう可能性もゼロではありません。たとえば、経営者が飲み屋でケンカをしてしまったといったことや、経営者の子がトラブルを起こし逮捕されてしまった場合などが考えられます。

 

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Authense法律事務所 弁護士

第二東京弁護士会所属。中央大学法学部法律学科卒業、大阪市立大学法科大学院修了。
ベンチャーファイナンスを中心とした企業法務に注力し、当時まだ一般的な手法ではなかった種類株式による大型資金調達に関与。新たなプラットフォーム型ビジネスの立ち上げ段階からの参画や、資金決済法関連のスキーム構築の実績も有する。ベンチャー企業の成長に必要なフローを網羅し、サービスローンチから資金調達、上場までの流れをトータルにサポートする。
顧問弁護士として企業を守るのみならず、IT/ICTといったベンチャービジネスの分野における新たな価値の創造を目指すパートナーとして、そして事業の成長を共に推進するプレイヤーとして、現場目線の戦略的な法務サービスを提供している。

Authense法律事務所(https://www.authense.jp/)
Authense企業法務(https://www.authense.jp/komon/)

著者紹介

連載Authense法律事務所の西尾公伸弁護士が解説!サステナビリティ経営に欠かせない企業法務のポイント

本記事はAuthense企業法務のブログ・コラムを転載したものです。

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