疫病の蔓延や世界情勢の悪化……不安定な世の中において、私たちはどのように生きていくべきしょうか。京セラ株式会社をはじめ、KDDI、JALと3つの世界的企業を率いた稀代の名経営者・稲盛和夫氏は、数々の著作や講演で多くの人に勇気を与え、背中を押してきました。今回は、そんな稲盛氏がすべてのビジネスマンにおくった「366の箴言」より、7月18日〜7月24日の言葉を紹介します。

23日…失敗してもクヨクヨ悩まない

人生では、時に失敗してしまうことがあります。そのようなときも、決してクヨクヨと感性的に悩んではなりません。

 

失敗した原因をよく考え、反省はしなければなりません。「あんなバカなことをなぜしたのだろう」と、厳しく自省をしなければなりません。しかし、十分に反省したのであれば、後は忘れてしまうことです。

 

人生でも仕事でも、いつまでもクヨクヨと思い悩むことは、百害あって一利なしです。

24日…明るく希望を持って次の行動へ

十分に反省した後は、新しい目標に向かって、明るく希望を持って、行動を起こしていけばいいのです。

 

たとえ生きてはいられないと思うような重大なことが起ころうとも、決していつまでも心を煩わせてはなりません。感性的な心の悩みを払拭し、明るく前向きに新しい方向へ新しい行動を起こしていくのです。

 

そのような人は、たとえどんな窮地に陥ろうとも、後に必ず成功を遂げていくことができるのです。

 

 

稲盛 和夫

京セラ株式会社

名誉会長
 

本記事は、稲盛和夫氏の著書『稲盛和夫一日一言』(致知出版社)より一部を抜粋したものです。

稲盛和夫一日一言 運命を高める言葉

稲盛和夫一日一言 運命を高める言葉

稲盛 和夫

致知出版社

京セラ、KDDI、JALという3つの世界的企業を率いた稀代の名経営者・稲盛和夫氏。その稲盛氏による待望の語録集が、一日一言(いちげん)として誕生しました。 「全身全霊を込め、あたかも魂をほとばしらせるがごとく話すことを…

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