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東京歯科大と慶應義塾大「統合延期」の波紋
東京歯科大学はコロナ禍の2020年11月、慶應義塾大学との合併協議を始めると発表し、「勝ち組」統合と話題になった。実現すれば医学部、看護医学部、薬学部がある慶應義塾大学に東京歯科大学歯学部統合し、医療系4学部を持つ私立の総合大学が誕生する見込みだったが、学校法人の統合に向けた協議のスケジュールを見直すと発表した。
これまで両大学は、23年4月をめどに歯学部統合および学校法人の合併について協議を行なってきたが、新型コロナウイルスの影響を受け、「特に目途を設けずに協議を継続する」と合併を無期延期するという。
単に「勝ち組」統合が話題になっただけではなく、ここ数年医科と歯科の急接近が進んでいる。
日本は超高齢化社会に突入し、歯科は口腔内の疾患の早期発見や誤嚥性肺の予防に大きな役割を果たすと期待されている。また近年は口腔内細菌と糖尿病や虚血性疾患などとの関連も解明され始めている。がんの治療前の歯科治療やケアなど歯科の可能性も模索されている。
医科歯科の連携による治療は、薬の使用料や入院日数の削減、医療費の抑制にも貢献しているという。
現在、29校ある歯科大学・歯学部のうち、医科を併設する大学は、国立では全校。私立では4校ある。そこに、東京歯科大学と慶應義塾大学の合併というのも大きな動きもでてきたが、統合は延期となった。
それ以外の大学も地域の医科大学や総合病院との連携を進めていくと予想される。地方では医科大学同士の実習や研修などでの連携が模索されており、実際に実施しているところも増えている。
少子化と新型コロナウイルス禍で大学の経営環境は激変している。歯科医師国家試験の下位大学の生き残り策が模索されていく可能性がある。
GGO編集部
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