要介護者の「短期間あずかり&ケア」が可能なサービス
【対象】 要支援・要介護認定を受けた人
【制度】 短期入所サービス(介護保険)
介護を少し休みたいときや遠方へ用事がある場合など、短期間、介護の必要な家族をあずかり世話をしてくれるサービスがあります。
◆短期入所サービスの内容
●「ショートステイ」とも呼ばれる短期入所サービスは、施設に短期間宿泊し、介護を受けながら機能訓練やレクリエーションなどを行うサービス。
●短期入所サービスには、特別養護老人ホームなどで主に生活面の介助を受ける「短期入所生活介護」と、介護老人保健施設や医療機関で主に医療的なケアを受ける「短期入所療養介護」の2種類がある。
●介護者が病気、冠婚葬祭、仕事などで一時的に在宅での介護が困難になったときなどに利用できるが、休息を得るのが目的の利用でも希望できる。
●短期入所サービスは、連続して30日までの利用が可能。ただし、使いすぎると1~3割で利用できる限度額がいっぱいになってしまい、他のサービスが使えなくなるので注意を。本人と家族の状態に合わせて、通所や居宅サービスと組み合わせて利用するとよい。
◆サービスの利用
●短期入所を利用する場合、1~2カ月前の予約が必要とされているが、市区町村によっては、緊急のショートステイに対応してくれる施設もある。この場合、利用料に加算されるか、もしくは介護保険の適用外となることもある。
●入所の費用は、利用した日数分の居住費や、食費、施設が定める日常生活費が別途必要になる。ただし、おむつ代や介護用品、通信費、レクリエーション費などを施設介護サービス費に含む市区町村もある。
◆長期間利用する場合
●短期入所サービスの利用期間について、以下の2つの条件がある。
①要介護認定の有効期間のおおむね半数を超えないこと。
②連続して30日を超えて利用しないこと。
●ただし、介護者が病気で倒れて長期療養が必要になったり、経済的な問題などで入居できる施設が探せなかったりするような場合は、届出をすれば30日を超える長期の利用と、有効期間の半分以上を、くり返すことも可能な市区町村もある。その際、連続利用する31日目は、利用料金が全額自己負担になる。
短期入所生活介護・介護予防短期入所生活介護の基本サービス費のめやす
【単独型】従来型個室・多床室
要支援1 466円
要支援2 579円
要介護1 627円
要介護2 695円
要介護3 765円
要介護4 833円
要介護5 900円
【併設型】従来型個室・多床室
要支援1 438円
要支援2 545円
要介護1 586円
要介護2 654円
要介護3 724円
要介護4 792円
要介護5 859円
【単独型 ユニット型】ユニット型個室・ユニット型個室的多床室
要支援1 545円
要支援2 662円
要介護1 725円
要介護2 792円
要介護3 866円
要介護4 933円
要介護5 1,000円
【併設型 ユニット型】ユニット型個室・ユニット型個室的多床室
要支援1 514円
要支援2 638円
要介護1 684円
要介護2 751円
要介護3 824円
要介護4 892円
要介護5 959円
(自己負担1割の場合の1日あたりの利用料)