日本人の平均寿命は延び、定年退職後にも長い人生が待っています。ほとんどの人は年金だけでは生活資金として十分ではなく、不足分の工面に頭を悩ませることになります。若いころから貯金に励んだり、老後に節約生活をするのも選択肢ですが、定年後に「ひとり起業」することで、収入と生きがいの両方を手にする方法もあります。自身も定年後に起業し、ビジネスを軌道に乗せた著者が解説します。

定年後の長い人生に感じた「大きな不安」

筆者が定年前に起業して、フリーで仕事をすることにした理由は、人生100年時代を前にして、多くの40代・50代・60代の皆さんが、今感じているのと同じように、定年後の長い人生に大きな不安を感じたからです。

 

会社員のまま過ごしていれば安定は得られますが、定年再雇用を選択したとしても65歳までしか会社で働くことはできません。

 

その先の人生の方が長く、65歳以降も仕事を継続して収入を維持していきたいと考えたのです。

 

そのためには、「雇われる働き方」ではなく、自ら事業を起こす必要があると考え、そのために転職も3回行って、様々な業界で実務経験を積んできました。

 

最初の転職は金融ベンチャーの創業メンバーとして、新しい銀行(東京都が出資する新銀行東京)の立ち上げというプロジェクトに4年間従事しました。2回目は人材関連の会社で2年間、新たな業務経験を積み、最後はグローバルな展開をするメーカーで5年8カ月を過ごしました。

 

こうした様々な業種の会社での経験と、いずれ独立起業を念頭に置いて準備した活動があって、57歳で定年ひとり起業を果たしたのです。

 

その結果、60歳という節目の年でも定年によって仕事や収入をダウンサイジングさせることもなく、むしろ仕事を拡大・発展させていく方向で働き続けることが可能になりました。

 

「定年後の3大不安」と言われる「お金」「孤独」「健康」(3K不安)をいっぺんに解決する最良の方法が、「85歳まで現役で働く」というのが、私の持論です。

 

85歳まで現役で働けば、たとえ100歳まで生きるとしても余生は15年、人生80年時代に65歳まで働くのと同じ期間になるからです。

 

とくに65歳以上も働き続けることによって、年金に加えた収入が確保できるため「お金」の不安が減ってくることが心の安定をもたらします。

 

また、仕事を続ければ、それに関わる仲間や人間関係が新たにできてきて、「孤独」の不安も感じることがありません。

 

さらに、働くことによって毎日、規則正しい生活が維持され、気持ちのうえでも収入を得るプロとして緊張感を持って過ごすことにより心身の健康にもプラスになるのです。

 

私の場合は、85歳までということではなく、その先の年齢も含めて、働く期間を3つのフェーズに分けて考えることで、「生涯現役」というライフスタイルを目指しています。

 

このように定年を迎える会社員が、「働く期間」を自分で決められる働き方、すなわち「雇われない働き方」へと最もスムースに移行できる方法が、定年ひとり起業なのです。

 

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