コロナが加速?30代で「Uターン転職」が増加している理由

30代で地方転職を考える人が増えています。従来の50代以上の地方移住は大半が退職後のセカンドライフを想定しているものと考えられますが、40代以下では転居先でも働くことが前提となります。若い世代で都会を離れて地方へ転職したい人が増えているのはなぜでしょうか。キャリアコンサルタントの江口勝彦氏が解説します。

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30代で地方転職を考える人が増えている

Uターンというと、以前は定年退職した人が出身地に帰って老後をのんびり暮らす隠居生活のようなイメージが強くありました。しかし最近は若い世代でUターンを検討する人が増えており、特に30代でその割合が高くなっています。

 

地方移住をしたい人への情報提供や相談を行っているNPO法人ふるさと回帰支援センターの利用件数は、2008年~2017年の10年間で約2500件から約3万3000件へと13倍に急増しているのです。

 

また、2008年には50代以上が7割を占めていましたが、2017年には40代以下が7割を占めるまでになっています。なかでも30代の利用率の伸びが顕著です(「2017年の移住相談の傾向、ならびに移住希望地域ランキング」NPO法人ふるさと回帰支援センターニュースリリースより)。

 

50代以上の地方移住は大半が退職後のセカンドライフを想定しているものと考えられますが、40代以下では転居先でも働くことが前提となります。このデータだけでは地方移住希望者のうちUターンがどれくらいの比率かまでは分かりませんが、いずれにしても若い世代で都会を離れて地方へ転職したい人が増えていると見て間違いありません。

 

■30代は人生設計を考えるライフイベントが目白押し

 

私はUターン転職希望者の支援事業をしていますが、クライアントの転職動機や転職理由をヒアリングしていくと、ほとんどの人がライフステージの変化をきっかけに転職を考え始めたと答えます。

 

30代は結婚や子どもの誕生、マイホームの購入、子どもの小学校入学などのライフイベントを次々に迎える時期に当たります。特に大きいのが子どもの誕生です。子どもが生まれることで6年後には小学校入学、12年後には中学校入学というように、時間軸をはっきりと意識するようになるからです。

 

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株式会社エンリージョン 代表取締役
キャリアコンサルタント

1978年生まれ。静岡東高校から千葉大学教育学部に進学、2002年卒業。東京日産自動車販売に入社(関東実業団バスケットボール所属)。2003年、新潟アルビレックスBBに入団。翌年にABA(米マイナーリーグ)挑戦のため渡米。2005年に現役を引退。その後、妻の地元である新潟に定住し、リクルート新潟支社にてセカンドキャリアをスタート。自身が地方転職した経験を活かし、2010年に地方特化型の人材紹介会社エンリージョンを設立(リージョナルスタイル加盟)。現在は経営者でありながら、キャリアコンサルタントとして人材紹介や採用代行、転職支援などのサービスを提供している。

著者紹介

連載30代で「Uターン転職」を成功するポイント

本連載は江口勝彦氏の著書『幸せのUターン転職』(幻冬舎メディアコンサルティング)から一部を抜粋し、再編集したものです。

幸せのUターン転職

幸せのUターン転職

江口 勝彦

幻冬舎メディアコンサルティング

30代になると結婚や子どもの誕生、マイホームの購入、親の介護などさまざまなライフイベントを迎えます。 そのタイミングで都会からのUターン転職を考える人もいますが、年収やキャリア形成の不安から「自分が働ける場所はな…

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