NZ不動産の最新事情…「市場動向を読み違えて購入延期」で、涙をのむ人続出のワケ ※画像はイメージです/PIXTA

新型コロナのオミクロン株流行で、感染者数が急増しているニュージーランドですが、政府の慎重な対策のもと入国規制が緩和され、明るい兆しも見えてきました。不動産市場は活況ですが、市場予測の独特な言い回しに振り回され、買い時を逃す人も増えています。不動産エージェントとして活躍する筆者が、現地でしか掴めない不動産事情をレポートします。※本記事は、2022年3月7日現在の情報に基づいて執筆されています。

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南半球のニュージーランド、季節は実り豊かな秋へ

この冬、日本は大雪だったと聞きますが、南半球のニュージーランドはまさに盛夏でした。

 

例年なら、ニュージーランドの夏は扇風機で十分なほどの気温です。家のデッキにパラソルを立て、木陰に腰掛ければ涼しい風が…。しかし、湿度が高かった今夏はそんな心地よさもどこへやら。大汗をかきながらのリモートワークです。

 

そしていま、晴れた日中にはセミの声が響き、月明かりの夜にはコオロギの声。速すぎる季節の移ろいに、思わずはっとさせられます。

 

そんな折、販売開始する物件の写真撮影で、オークランドから北西へ約50km、ワインの産地として有名なクメウの先にある、ヘレンスビルという街にいってきました。オークランドの自宅から車で約50分。道が混んでいると1時間かかります。

 

道中、ふと街道沿いを眺めてみると、収穫間近のたわわに実ったぶどう畑が。「暑くてももう秋なのだ」と実感しました。

 

 

ぶどう畑の向こうには雄大な自然が広がり、それを背景に、牧場の子牛の群れがゆったりと通り過ぎていきます。平和で美しく、しかし慣れ親しんだニュージーランドの光景を目の当たりにし、この素晴らしさをだれかに伝え、分かち合いたいと強く思いました。

コロナ感染者急増も対応、入国規制等は緩和へ

一方、新型コロナウイルスのオミクロン株の猛攻は続いています。

 

検査の方法も簡単になり、大勢の人が気軽に検査を受けるようになった影響か、1ヵ月前は多くとも200人程度だった新規感染者数が、この1週間で、最初は6000人、次の日は倍の1万2000人、その次の日は1万3000人と続き、ついに1日あたりの新規感染者数が2万3000人を超えるなど、感染が拡大しています。

 

しかし、政府は経済を止めることはなく、ロックダウンも行っていません。信号機の色にたとえた警戒レベルも、最も厳しい「赤」が発令されていますが、ワクチン接種率も増えてきているため、商店の営業や集会の規制も、ある程度緩和されています。

 

また、隣国のオーストラリアに滞在していたニュージーランド人のほか、永住権取得者の自由帰国も認められたため、テレビでは、久しぶりの家族との対面に涙する姿がたびたび報道されていました。入国後の隔離も国が指定したホテルではなく、10日間の自宅待機となり、規制が緩くなりつつあります。

 

しかし、観光客の入国はいまだ解禁されていません。政府からは「当初の計画を前倒しして、入国時期を早めることを検討している」との発表がありましたが、経済復興のためにもぜひ期待したいところです。

 

そして、特別永住権枠の申請が3月1日から開始されました。申請者のなかでも就労ビザの期限が近い人を優先に認可を出すようですが、それがいつごろになるのかまでは、はっきりしていません。

 

今後、5000名の留学生や、ワーキングホリデー利用者の受け入れも始まるうえに、政府はウクライナからの難民受け入れも協力する方針を示しているため、特別永住権枠の認可は予定通りに進まない可能性が高く、とくに家族を呼び寄せたい申請者にとっては、心配が尽きない状況となっています。

 

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ニュージーランド在住 不動産エージェント 

1982年、大阪女学院短期大学英語科卒業。カリフォルニア大学デイビス校留学。帰国後、旅行会社のツアーコンダクターに従事。1987年、ニュージーランドツアーの添乗を機に、移住希望を持つ。

1995年1月の阪神・淡路大震災を経験し、1996年に移住を実現。 自己の居住用物件さえあれば、落ち着いて生活ができると感じ、ワンルームマンション購入を実行。その経験を生かし、不動産業界に参入。当時インターネット環境が整いつつある中、日本語ウェブサイトを開設し、留学・観光・不動産投資についてのコンサルティングを始める。

現在、ニュージーランドの大手不動産売買仲介会社であるHarcourts New Lynn(ハーコウツ・ニューリン)支店にてセールスコンサルタントとして活動中。

著者紹介

連載現地スペシャリストがお届け!「ニュージーランド不動産」最新事情

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